第4回 情報リテラシー教育の重要性 ― AI時代を生きる子どもたちに求められる力

みなさんは「スクラッチ(Scratch)」をご存じでしょうか。ブロックを組み合わせて簡単にキャラクターを動かしたり、物語やゲームを作れる学習ツールで、世界中の子どもたちや教育現場で使われています。
実は私自身、過去にスクラッチで作品を作ったことがあります。その作品を久しぶりに開いてみたのですが、プログラムの一つひとつを見返すと、「当時の自分はこんな工夫をしていたのか」と懐かしさと新鮮さが入り混じった気持ちになりました。
今回見返した作品には、派手な効果音や複雑な仕掛けはありません。シンプルな動きだけの作品ですが、その分「考えながら作った記録」がそのまま残っているように感じられました。作品を通じて、「作った瞬間の学びや思考の跡」 が再確認できるのです。
この体験から改めて思うのは、スクラッチは単なるプログラミング学習ツールではなく、自分の成長や工夫を形にして残してくれる日記のような存在でもある、ということです。時間が経って見直すことで、初心に返るきっかけになり、次に挑戦してみたいアイデアも浮かんできます。
これからも「久しぶりにスクラッチ!」と題して、過去の作品を振り返りながら、そこにある学びや気づきを共有していきたいと思います。次回「その2」では、作品を通じて得られた具体的な学びや、子どもたちの作品との比較についてご紹介していきます。
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五角形でカラフルな図形を描く



