孫たちのタイピングを見て思う事。

佐々木康仁

佐々木康仁

テーマ:教育・ICT教育

ちょっと前の話ですが、お盆に普段会えない孫たちと楽しいひと時を過ごしました。
娘から「お父さん、みんなでコストコ行きたい。」と提案があり、その日を楽しみにしていました。

その日は嫁と娘と孫4人でコストコへ出かけました。(2人は息子の子供)
久しぶりに会う孫たちの成長は目をみはるばかり、

「しばらく見ないうちに大きくなったなぁ。」

爺ちゃんとして感慨深いものがありました。

コストコに到着入場し少し行った場所にパソコンコーナーがあり、
パソコンを見つけると早速、孫たち(小学5年生と3年生)は飛びつきタイピングを始めました。

今、学校では一人一台のパソコンを配布されGIGAスクール構想の下、実際の授業でも活用しています。
私自身もICT支援員として先生や子供たちにパソコンやアプリの使い方、授業での活用のお手伝いを行ってきました。
孫たちのタイピングを見るにつけ

「上手にタイピングするなぁ。」

と感心すると同時に

「ホームポジションタイピングができていない・・・・、あれではタイピングの正確性やスピードが頭打ちになるのでは・・・・。」

と思いました。

実際、子供たちにタイピングを教えても、タイピングは早いが我流になりがちでそのままでは一定以上の技術(タイピングスキル)が身に付きません。
子どもたちにタイピングを指導を行う場合、

「しっかりとホームポジションタイピングを行わないとダメです。」

と教えてきました。教えてきましたが・・・・

「果たしてホームポジションタイピング以外(我流)を全てダメだと言っていいのか?」

孫たちのタイピングを見ながら自問自答をしていました。
全てを否定するのではなく、子供たちの努力を認めつつも、もっとうまくなるように指導を行うことが重要ではと考えるようになりました。

「みんなタイピングもの凄く上手だね。」
「先生ビックリしちゃったよ。」
「でも先生もっと上手にタイピングできる方法を知っているんだけど知りたくない?」

大人になると子供たちの頑張り(成果)をみてそれが届いていないと、
それはダメと否定しがちです。

そうゆう大人たちの価値観を子供たちに押し付け続けると、
「自分はダメなんだ・・・・・。」と子供たちの自己肯定感は段々と低くなっていきます。
自分たちも子どものころに同じようにダメ出しされたのにね。

長々と書いてきましたが、私たち大人は子供たちの自己肯定感を高めるように導く必要があり、
子供たちが「自分はできる。」と思える教育が必要だとつくづく考えさせされました。

そうゆう意味では孫たちのタイピングを見れたことはいい経験でした。

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佐々木康仁
専門家

佐々木康仁(ITコンサルタント)

株式会社CNCコンサルティング

対面と非対面を組み合わせた独自のマーケティング手法、ChatGPTを活用するための基礎的な講習、小学校などでのICT教育支援を事業の柱とする。数々の職業を経験し“現場感覚”でサポートできるのが強み。

佐々木康仁プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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