普通の販売員になる方法 その13【トークではなく会話する!】

佐々木康仁

佐々木康仁

テーマ:営業・販売

「佐々木さん、先ほどのお客様、お友達ですか?」(店舗スタッフ)
「えっ、初めてお会いするお客様ですけど……どうしてですか?」(私)
「いや、なんか親しげに話されていたので。」(店舗スタッフ)

私は接客が好きなので、お客様と接するときに「トーク」はしません。
どちらかというと「会話」、もっと言えば「友達と会話する」感覚に近いんです。

これは、長年の販売(サービス)に携わる中で培われた私の「型」です。
しかし、「友達と会話する」型の接客は意外と難しいものです。

あまりにフレンドリーすぎると馴れ馴れしいと思われることもありますし、お客様との適切な距離感や販売員としての立ち位置、自分自身のキャラクターに合った接し方をしないと、違和感が生まれてしまいます。

私の場合は、長年の経験に加えて、現在の武器も効果的に働いています。それは……年齢。
64歳という年齢から醸し出される雰囲気(ベテラン感、落ち着き)が、お客様との会話の中で大きな役割を果たしていると思います。

「友達と会話する」接客のポイント

お客様よりほんの少しだけ優位(主導権を持つ)
これは販売員としての基本です。
自然に話す(「トーク」と思わせない)
構えず、普段の会話の延長のように話すことが大切です。
お客様との距離感を意識する
いくらフレンドリーでも、販売員としての適切な距離感は必要です。
お客様のキャラクターに合わせる
ボディランゲージや話し方を柔軟に変えて対応します。
「売りたいオーラ」を出さない
売りたい気持ちが前面に出ると、お客様は警戒してしまいます。

そして、もう一つ重要なのが、

「果たして今の会話は販売に繋がったか?友達に話すような雰囲気で、お客様に信用・信頼されたか?」

接客中でも「自分を俯瞰して見る」ことが大切です。また、接客後には必ず振り返りを行いましょう。
販売(サービス)の経験が浅いうちは難しいかもしれませんが、

「肩の力を抜いて、自然体でお客様と接する」
「接客を楽しむ」

この気持ちを持つことで、より良い接客ができるようになります。

接客は「トーク」ではなく「会話」。

お客様との自然なコミュニケーションを大切にしていきましょう。

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佐々木康仁
専門家

佐々木康仁(ITコンサルタント)

株式会社CNCコンサルティング

対面と非対面を組み合わせた独自のマーケティング手法、ChatGPTを活用するための基礎的な講習、小学校などでのICT教育支援を事業の柱とする。数々の職業を経験し“現場感覚”でサポートできるのが強み。

佐々木康仁プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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