普通の販売員になる方法 その8【自分を売る!】
長年にわたり、さまざまな仕事でロールプレイング(ロープレ)を行ってきました。正確に言うと、"やらされてきた" というのが実情です。
そして、いつもこう言われるのです。
「時間が来たので、ここまで。」
まるで尻切れトンボのように、中途半端な状態で終わるロープレばかりでした。
ロープレ自体は非常に有効なトレーニング方法です。実際の現場でも役立つと感じていました。
感じていましたが……。
「もっと効果的なロープレができれば、販売や成約率がもっと上がるのに!」
そう、常に思っていました。
ロープレで最も問題なのは「キャッチ」と「クロージング」
ロープレの中で、特に重要なのに軽視されがちなポイントがあります。
お客様への最初の声掛け(キャッチ)
最後にお客様へ購入を促す(クロージング)
ほとんどのロープレでは、キャッチは飛ばされ、商品の説明だけに終始してしまいます。
そして、時間切れのせいでクロージングは練習できずに終了。
この2つをおざなりにした結果、どうなるか?
スムーズにお客様へ声をかけられない(キャッチが弱い)
お客様が商品を気に入っても、購入の後押しができない(クロージングが不十分)
結果として、接客しても購入につながらず、売上や成約率の向上には結びつかないのです。
そこで考えた。「ロープレにも台本が必要だ!」
役者がドラマや映画で台本を使って練習するように、ロープレにも**台本(スクリプト)**が必要なのではないか?
実際、営業や接客のプロは、決まったトークスクリプトを持っています。
「最初の声掛け」から「お客様の関心を引きつけるトーク」、「購入を促すクロージング」まで、一貫した流れを持つことで、どんな場面でも自信を持って対応できるようになります。
ロープレを効果的にするためには、"台本" を作成し、それをもとに何度も繰り返し練習することが大切です。
演劇でも、台詞を覚え、何度もリハーサルすることで本番で自然に演じられるようになる。
同じように、接客や営業の現場でも、台本を使ったロープレを繰り返すことで、"実際の接客でスムーズに対応できる力" を身につけることができるのです。
「ロープレの台本」、あなたの職場でも試してみてはいかがでしょうか?