普通の販売員になる方法 その9【ロープレには台本が必要です!】

佐々木康仁

佐々木康仁

テーマ:マーケティング

長年にわたり、さまざまな仕事でロールプレイング(ロープレ)を行ってきました。正確に言うと、"やらされてきた" というのが実情です。

そして、いつもこう言われるのです。
「時間が来たので、ここまで。」

まるで尻切れトンボのように、中途半端な状態で終わるロープレばかりでした。

ロープレ自体は非常に有効なトレーニング方法です。実際の現場でも役立つと感じていました。
感じていましたが……。

「もっと効果的なロープレができれば、販売や成約率がもっと上がるのに!」

そう、常に思っていました。

ロープレで最も問題なのは「キャッチ」と「クロージング」
ロープレの中で、特に重要なのに軽視されがちなポイントがあります。

お客様への最初の声掛け(キャッチ)
最後にお客様へ購入を促す(クロージング)
ほとんどのロープレでは、キャッチは飛ばされ、商品の説明だけに終始してしまいます。
そして、時間切れのせいでクロージングは練習できずに終了。

この2つをおざなりにした結果、どうなるか?

スムーズにお客様へ声をかけられない(キャッチが弱い)
お客様が商品を気に入っても、購入の後押しができない(クロージングが不十分)
結果として、接客しても購入につながらず、売上や成約率の向上には結びつかないのです。

そこで考えた。「ロープレにも台本が必要だ!」
役者がドラマや映画で台本を使って練習するように、ロープレにも**台本(スクリプト)**が必要なのではないか?

実際、営業や接客のプロは、決まったトークスクリプトを持っています。
「最初の声掛け」から「お客様の関心を引きつけるトーク」、「購入を促すクロージング」まで、一貫した流れを持つことで、どんな場面でも自信を持って対応できるようになります。

ロープレを効果的にするためには、"台本" を作成し、それをもとに何度も繰り返し練習することが大切です。

演劇でも、台詞を覚え、何度もリハーサルすることで本番で自然に演じられるようになる。
同じように、接客や営業の現場でも、台本を使ったロープレを繰り返すことで、"実際の接客でスムーズに対応できる力" を身につけることができるのです。

「ロープレの台本」、あなたの職場でも試してみてはいかがでしょうか?

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佐々木康仁
専門家

佐々木康仁(ITコンサルタント)

株式会社CNCコンサルティング

対面と非対面を組み合わせた独自のマーケティング手法、ChatGPTを活用するための基礎的な講習、小学校などでのICT教育支援を事業の柱とする。数々の職業を経験し“現場感覚”でサポートできるのが強み。

佐々木康仁プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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