普通の販売員になる方法 その10【「売り方を教えてください。」 えっ?】
商品よりも「あなた」から買いたい!— 接客の本質とは?
「あなたがそこまで言うのなら買います。」
「すごく詳しく説明してくれたから、あなたから買います。」
こんな言葉をお客様からいただいたことはありますか?
私が販売の現場に立つ中で、商品だけでなく 「私自身を気に入っていただいた結果、購入につながる」 という場面が多くあります。
商品を売るだけではなく、「自分を売る」
商品を販売する際、商品の説明はもちろん大切です。しかし、それと同じくらい重要なのが、「その商品を誰が売っているのか」 という点です。
例えば、皆さんも経験があるのではないでしょうか?
お店でスタッフから商品の説明を受けるとき、
「すごく親切なスタッフさんだな。」
「接客の感じがいいな。」
と感じたことがあれば、逆に、
「なんか横柄な態度のスタッフだな。」
「接客の感じが悪いな。」
と思ったこともあるかもしれません。
お客様は、商品を買いに来ていますが、同時に 対応するスタッフの態度や雰囲気も見ている のです。
「あなたから買いたい」と言われる喜び
「佐々木さんが言うのなら、高いけど買うよ。」
こんな言葉をいただけると、商品を買ってもらえたこと以上に、「私という人間を信用・信頼してもらえた」 という喜びが大きいのです。
では、あなたはどうでしょうか?
お客様から 「この人から買いたい」 と思われていますか?
お客様から 信用・信頼 を得られていますか?
「この店、二度と来るか!」と言われるスタッフ
実際に、お客様対応をしていると、こんな言葉を耳にすることもあります。
「こんなスタッフがいる店、二度と来るか。」
「商品はいいけど、あなたからは絶対買わない!(怒)」
こうした言葉が聞こえてくると、接客業の長い私としても考えさせられます。
販売の現場では、商品の良し悪しだけでなく、「どんな人が販売しているのか」が重要な決め手になることを痛感します。
お客様は「人」から買っている
お客様は、商品だけでなく「販売する人の対応や人柄」も重視しています。
だからこそ、商品説明だけでなく 「お客様に寄り添う姿勢」 が何よりも大切なのです。
あなたも、「この人から買いたい」と思われる接客 を意識してみませんか?



