GIGAスクール時代に作ったScratch作品を振り返る

佐々木康仁

佐々木康仁

テーマ:教育・ICT教育

近年、プログラミング教育の重要性が高まる中、学校現場では子どもたちが楽しく学べる環境づくりが求められています。私はGIGAスクールサポーターとして、小中学校でICT支援を行いながら、子どもたちが興味を持ちやすい教材を模索してきました。その一環として作成したのが、今回ご紹介するScratchプロジェクトです。

Scratchでの教材づくり

Scratchは、子どもたちが直感的にプログラミングを学べるビジュアルプログラミング言語です。プログラムをブロックのように組み合わせることで、視覚的に理解しやすく、論理的思考力を育むのに適しています。

私が作成したプロジェクトスクラッチで【カエルの歌】を作ろう!
は、子どもたちがプログラミングの基本概念を体験できる内容になっています。具体的には、音楽に合わせてキャラクターが動いたり、歌詞を表示したりインタラクティブな動作をする仕組みを取り入れました。

教材の狙い

この教材の狙いは、
・プログラミングの楽しさを伝えること
・トライ&エラーを繰り返しながら学べる環境を作ること
・子どもたちの創造力を引き出すこと

特に、プログラムを自分で修正したり、アレンジを加えたりすることで、子どもたちが主体的に学べるように意識しました。単なる指導ではなく、「やってみたい!」という気持ちを引き出すことが大切です。

実際の授業での反応

授業でこのプロジェクトを使用した際、子どもたちはすぐに興味を持ち、「こうしたらどうなるの?」「自分で作ってみたい!」と積極的に取り組んでくれました。中には、最初は難しそうに感じていた子もいましたが、少しずつブロックを組み合わせていくうちに、「できた!」という喜びを味わうことができました。

また、Scratchの特徴として、友達同士で作品を見せ合いながら学ぶことができる点も挙げられます。他の子のアイデアを参考にしながら、独自の工夫を加えることで、学びの幅が広がっていきました。

これからのプログラミング教育

GIGAスクール構想のもと、タブレットやPCが学校に導入され、プログラミング教育の環境は大きく変化しました。これからは、ただツールを使うだけでなく、子どもたちが創造的に活用できる場を増やしていくことが重要です。

今回紹介したScratchプロジェクトも、その一助となれば嬉しいです。今後も、子どもたちが主体的に学び、楽しめる教材を提供していきたいと考えています。

ぜひ、興味のある方はプロジェクトをチェックしてみてください!

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佐々木康仁
専門家

佐々木康仁(ITコンサルタント)

株式会社CNCコンサルティング

対面と非対面を組み合わせた独自のマーケティング手法、ChatGPTを活用するための基礎的な講習、小学校などでのICT教育支援を事業の柱とする。数々の職業を経験し“現場感覚”でサポートできるのが強み。

佐々木康仁プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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