2月は暇で忙しい、戦略立案のすすめ

佐々木康仁

佐々木康仁

テーマ:マネジメント

2月は、年末年始で使いすぎた財布のひもが締まり、春に向けて出費が控えられる時期です。
そのため、多くのお客様は消費を抑え、店舗の売上が落ち込みがちです。

しかし、お店にとってこの2月は非常に重要な月です。「2月に1年間の戦略を立てる」ことで、
1年を通じて安定した成果を狙えるからです。暇な時期だからこそ、戦略を立てる絶好のタイミングと言えます。

想像してみてください。それまで来店していたお客様が、3月や4月に急に来なくなることはありませんか?
おそらく、そのお客様は卒業や転勤、引っ越しなどで移動してしまうからです。
これらの変化を予測し、2月のうちに年間戦略を立てておくことは、リアル店舗にとって非常に重要です。

2月に考えるべき戦略のポイント

顧客の動向分析

POSデータや会員データを分析し、リピーターの動向を把握。
どの層が春以降に離れていくのか、ターゲットの見直しを行う。
年間プロモーション計画の策定

季節ごとのイベント(春の新生活応援、夏のボーナス商戦、冬のホリデーキャンペーンなど)を計画。
2月の閑散期を活かし、SNSやメールマーケティングで顧客にアプローチを始める。
スタッフのスキルアップと内部改善

閑散期を活かし、接客スキルの向上や商品知識の強化に取り組む。
店舗のレイアウトや在庫管理の見直しを実施し、繁忙期に備える。
デジタルマーケティングの強化

Googleビジネスプロフィールの更新や、SNS広告の活用で新規顧客獲得を狙う。
YouTubeやInstagramを活用し、来店前の「認知」を高めるコンテンツを作成。
既存顧客との関係強化

2月のうちにLINEやメールで特別オファーを送ることで、春以降の来店を促す。
アンケートやヒアリングを実施し、顧客のニーズを把握する。

まとめ

2月は「売上が落ち込む月」ではなく、「未来の売上を作る月」です。
この時期にしっかりと戦略を立て、準備を進めることで、3月以降の繁忙期を迎える準備が整います。売上が低迷しがちな2月を、次のステップに向けた準備期間と捉え、積極的に行動してみましょう。

\プロのサービスをここから予約・申込みできます/

佐々木康仁プロのサービスメニューを見る

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

佐々木康仁
専門家

佐々木康仁(ITコンサルタント)

株式会社CNCコンサルティング

対面と非対面を組み合わせた独自のマーケティング手法、ChatGPTを活用するための基礎的な講習、小学校などでのICT教育支援を事業の柱とする。数々の職業を経験し“現場感覚”でサポートできるのが強み。

佐々木康仁プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

マーケティング、生成AI、ICT教育のコンサルを手掛けるプロ

佐々木康仁プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼