依頼者の理想をかなえるとともに、美しく、機能的な建築物を目指す（3/3）

長年にわたるキャリアを生かし、建築家として誇れる住宅や店舗を生み出していきたい

　住まいづくりにあたっては決して安くはないコストがかかるため、杉本さんは依頼主の期待にしっかり応えたいと言います。
　「当方は利便性なども踏まえ、細部に至るまで考え抜いており、なぜこのデザイン、この仕様にするのか、全てに理由があります。実際に住んでいただく中で、自分たちのために仕立てられたオーダーメードの心地よさを、実感していただきたいですね」

　40年以上のキャリアを生かし、果敢に挑戦していきたいという気持ちも強くなっているそうです。
　「建築家として誇れる住宅や店舗を、世に送り出していきたいと思っています。自分の理念や思想を反映し、誰が見ても『いいな』と感じるものを追求したい。利益を度外視して、より良い作品を残したいというのが本望ですが、バランスが大事ですね」

　消耗品とは違い、長年にわたって存在し続ける建築物を作り出す現職について、「人に喜んでもらえる素晴らしい仕事」と自負しています。
　「不便や不満がなく、心から満足できる家に住むことで生活の質が向上し、暮らしを楽しむことができます。心身ともに癒やされて健やかに朝を迎え、家族が元気に出掛ける。そして、早く帰りたくなるようなわが家を持つことは、人生の豊かさにつながるのではないでしょうか」

　数々のクライアントに向き合ってきた杉本さん。「マイホームやお店に関することであれば当方がお力になりますので、お気軽にお声掛ください。予算を伺いながらイメージを形にします」と呼び掛けます。

（取材年月：2023年6月）

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