企業のSNSやホームページを基点に、商品やサービスのブランディングを導く（2/3）

ヨガ教室や飲食店、保育園や水処理関連会社など、クライアントは多種多様

　「デジタルとデザインを融合させた当社独自のビジネス支援策として、2017年にリリースしたのがGaratt。『ホームページをガラっと変える』というコンセプトにちなんで名付けました」と富永さん。

　サイトづくりだけでなく、スマートフォンで閲覧しやすいレスポンシブデザインなどにも対応。ヨガ講師や革製品のショップや、飲食店のオーナーといった個人事業主、保育園を運営する社会福祉法人、スタートアップしたばかりの起業家など、クライアントの業種や規模は多岐にわたります。

　「問い合わせを受けると、お仕事の現状や要望、目標などをヒアリングし、実現に向けたロードマップや見積額を提示します。ご契約後は企画内容を詰め、制作や広告運用などの工程に移ります」

　中には、ホームページの整備からトータルブランディングに発展したケースも。

　「大阪府にある水処理装置の会社・エスプラントサービスさまのサイトを作ったことがきっかけで、関連業者のロゴ、名刺、会社案内などを任されるまで至りました。当初は他の会社に見積もりを出されていたそうですが高かったため断念し、私どもに発注されたとのこと。価格、デザインともにご満足いただいています」

　最近ニーズが伸びているのは、ECサイトの制作。「コロナ禍で実店舗の売り上げが落ちたのを機に、ネット通販に参入する事業者さまが増えました。ユーザーが購買しやすい設計で成果につなげたいですね」と富永さんは力を込めます。

＜次ページへ続く＞

【次ページ】愛媛や関東圏の専門学校でITについて講演し、未来の人材を育成

次のページへ