『柏木工 ジャックス アームチェアの籐を張り替える』
「おばあちゃんの椅子の籐を修理をしてほしいです・・・。」
おばあちゃんが永年使っていたというこの椅子は、コスガ製LDチェアです。
私も若いころ「食事中も食事のあとも、テレビを見ながらずっと座って楽に使えますよ・・・!」と、この椅子をよくお届けしたことを覚えています。
■座面が広くておおきめ!
■座面が少し低く、肘が付いてて安定感がある!
■背中に籐シートが張り込んでいて上品!
こんなに良い椅子ではありますが、永年の使用で籐シートが破れてしまったようです。
椅子にとっての籐シートや座面の布張りは消耗品の一種で、自動車に例えると数年乗っててタイヤが擦り減った状態と同じです。
消耗した部分に手を加えますと、再びよみがえり気持ちよく使えるんですよ!
修理作業①/破れてしまった籐シートの剥ぎ取り作業
籐シートの張り替え作業は、慎重作業の連続です。
最初に、破れてしまった古い籐シートを取り除きますが、木製フレームを傷めないように慎重作業が必要なんです。
修理作業②/新しい籐シートの張り込み作業
オリジナル通りの新しいカゴメ編みの籐シート必要分を用意しました。
籐シートを張り込むには「引っ張り代」が必要なため、実際の面積よりも四方を100mm程度大き目の材料が必要です。
コスガ製LDチェアは両肘椅子のため、肘無し椅子と比較すると張り込み作業がとてもむつかしいです。
まずはじめに上下方向が垂直に近くなるように張り込みました。
次に左右方向が水平に近くなるように張り込みます。
籐シートは、とても固い素材のため少し水で濡らして柔らかくして張り込んでいます。
引っ張り代部分をカッターナイフで切り取りました。
押さえの籐丸芯を差し込んで水洗いした状態です。
水洗いしますと、こんなにきれいになるんですよ!


