「お店の椅子も直せますか・・・？」
「20年前に導入したテーブル天板を直したい！」
TOKI家具館メンテナンスでは、かなり以前から納品している家具たちにアフターサービスシールなるものを貼り付けてお届けしていました。
今回お問い合わせをいただいたのは、愛媛県新居浜市沢津町の多賀屋食堂東店様です。
「多賀屋食堂東店様 ホームページはこちらです。」
私たち家族も多賀屋食堂東店様の大ファンで、若い時から通わせていただいていました。
この写真は、5年くらい前の私の誕生日(9月2日)に長男と三男が誘ってくれて撮ったものです。
修理作業前/塗装修理でお預かりした秋田木工さんのダイニングテーブルです。
多賀屋食堂東店様には、私も大好きな家具メーカー秋田木工さんの製品をお世話になっていました。
20年あまり毎日のように営業用として使い続けてこられた天板には、キズや少しの欠けは入っているものの全体的にはきれいな状態です。
修理作業中①/表面の汚れ落としと研磨作業
営業用ダイニングテーブル塗装修理で一番大切なことは、油汚れなどをできる限り除去するなどの準備作業に尽きます。
その後、欠けがある部分に充填剤を埋めて、天板全体を＃400研磨紙で均一に研磨していきました。
塗装作業は、その表面に凹凸を付けてやらないと塗料がキッチリと食いついてくれませんので、吹き付け作業毎の研磨作業が大切なのです。
修理作業中②/ウレタン塗装
TOKI家具館メンテナンスが先代（土岐敏勝/89歳）の時代から愛用しているウレタン塗料は、大谷塗料さんのセーフティワルツという環境配慮型塗料です。
秋田木工さんのダイニングテーブルは、天板と脚がノックダウン式（組み立て式）になってないため、完成品のままの状態で吹き付け作業を進めました。
吹き付け作業で大切なことは、天板全体が均一の濡れ色になるように作業することです。
営業用で使うため家庭用よりも耐久性を持たせるために、ウレタンサンディング×3回、ウレタンフラット×3回の吹き付け作業（各工程毎のケバ取り研磨作業含む）をいたしました。
円滑な吹き付け作業をするために大切なことは、スプレーガンの適切なメンテナンスです。
TOKI家具館メンテナンスで主に使っているのは、4本の吸上式スプレーガンで目的や家具のサイズに応じて使い分けています。
吸上式スプレーガンは、重力式と比べてたくさんのウレタン塗料を一度に塗料カップに入れることができますし、塗料カップ内で塗料の調合ができるため、便利に使わせていただいています。
特に大切なことは、吸上式スプレーガン使用後の入念な洗浄作業です。
通常のメンテナンスに加え1週間に一度は、塗料が通るニードル弁などまで分解して、洗浄用シンナーなどで小まめに洗浄しています。
特にウレタン塗料は、硬化剤を混ぜ合わせるため、使いっぱなしにしておくと塗料が固まってしまいスプレーガンが短命になってしまうためなんです。
修理作業後/天板の塗装修理ができあがりました。
多賀屋食堂東店様に秋田木工製ダイニングテーブルをお届けいたしました。
この天板は、ナラ板目突板を主材料としています。
突板というのは、0,3mm厚の木を合板に貼り付けた材料です。
今回の秋田木工さんのダイニングテーブルですと、同じ丸太から取ったナラ板目突板×5枚でシンプルで美しい仕上がりとしています。
0,3mm厚の突板自体には、その薄さから強度や耐久性がないので、塗装面の強度や耐久性が頼りになってくるため、突板テーブル天板は定期的な塗装メンテナンスが大切なんです。
突板テーブル天板の塗装メンテナンスができあがりお届けした時のこと、
ご主人様から「見ただけで塗装面が生まれ変わったことがわかりますよ・・・。」
と、うれしいお言葉もいただきました。
多賀屋食堂東店様、ご依頼いただきありがとうございました。土岐泰弘
「LINE公式アカウントを利用のお問い合わせが増えてきました。」
家具修理やリノベーションのお問い合わせは、まずはじめにお電話をいただくことが多いのですが、
「スマホは持っているけど、メールで写真を送れない・・・。」
「LINEなら写真が送れます・・・。」という方が多く聞きます。
パソコン音痴の私（土岐泰弘）ですので、この気持ちはとってもよくわかります。
そこで、TOKI家具館メンテナンスは、これまでのお問い合わせフォームに加えて、4年ほど前からLINE公式アカウントでお問い合わせができるようになりました。
「LINE公式アカウントはこちらです。」
お気軽に、LINE公式アカウントでお問い合わせください。お待ちしています。土岐泰弘
