突板テーブル天板は定期的な塗装メンテナンスが大切!
昨年中は大変お世話になりました。
昨年のTOKI家具館メンテナンスは、20歳代の家具職人2名の増員で楽しく奮闘させていただいた一年を過ごしました。
人手不足に時代に大変ありがたいことです。
今年のTOKI家具館メンテナンスのテーマは、「さらなる選択と集中」
“めんどくさい系” の家具仕事をさらに探求し掘り下げてゆきます。
『思い出たっぷり材料』支給のものづくり
『思い出たっぷり材料』支給のものづくり・・・お客様がお持ちの思い出が詰まった木材を材料として、ご希望される家具をつくるという「一期一会のものづくり」仕事です。
ここで昨年作らせていただいた2件の実例をご紹介いたします。
「樹木医だったお父さんが買い集めた木材で机を作れますか?」
愛媛県東温市・K様からお問い合わせをいただきました。
樹木医だったお父さんが買い集めた木材を引き取り確認にお伺いしますと、下の写真のようにたくさんの木材が倉庫に並んでいました。
たくさんある木材の中で厳選したタモ一枚板2枚を使い、ご希望の一枚板デスクを作ることとしました。
ご新築の書斎スペース壁間に合わせて製作~納品させていただきました。
壁に取り付けてある額縁や巾木などを考慮してギリギリの幅にて製作いたしました。
愛媛県東温市・K様の一枚板デスクは、北海道旭川市で4年間の職人修行を経て帰郷した三男なおふみ(26歳)の初仕事となりました。
一枚板天板ウラ面には、できるだけ反りがでないように反り止め金具を埋め込み、脚フレームとの取り付けには、一枚板の動きを止めない駒止め金具を埋め込みました。
愛媛県東温市・K様、ご依頼いただきありがとうございました。
「実家玄関 “上がりたて” の木材でリビングテーブルを作ってほしい!」
愛媛県西条市・M様からLINE公式アカウントでお問い合わせをいただきました。
TOKI家具館メンテナンスのLINE公式アカウント
コロナ渦よりLINE公式アカウントを利用したお問い合わせが増えています。
玄関 “上がりたて” ひのき一枚板を引き取りにお伺いしました。
3m以上もあるひのき一枚板は、トラック荷台になんとか載せられるほど長いものでした。
永年玄関に取り付けてあったひのき一枚板には、鎹やビスネジ跡、柱との接合部には欠き取りなどがありました。
“上がりたて” 部は、日焼けしてよい飴色になっていました。
ご希望通り、引き出し付きリビングテーブルを作らせていただきました。
下の写真は、納品時の様子をM様からいただいたものです。
写真右がM様ご主人、写真中が三男なおふみ、写真左が女性職人の保木口さんです。
M様、ご依頼いただきありがとうございました。土岐泰弘
「新居浜市SDGs推進企業に登録されました!」
TOKI家具館メンテナンス(会社名:有限会社土岐家具店)が、新居浜市SDGs推進企業 登録番号第38号に登録されました。
新居浜市経済部産業振興課のみなさま・新居浜商工会議所のみなさま、ご尽力いただきありがとうございます。
平成時代までは、大量生産 → 大量消費 → 大量廃棄 の時代でした。
お客様からは「家具って、使い捨てでしょ。」という言葉もまだまだ聞きます。
でも、使い捨てをこのまま続けていきますと、SDGs(持続可能)になりません。
令和時代になった現在、永く使える家具を注文に応じて必要な数だけ作り、メンテナンスを繰り返し永く使っていく!
『思い出たっぷり材料』支給のものづくりにおいても、この考え方のもと作業しております。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。土岐泰弘