新型コロナウイルスが原因で資金繰りに苦しんでおられる方々へ

2020年4月8日

コラムカテゴリ：法律関連

現在，新型コロナウイルスによる影響で営業収益が
悪化している，或いは全く収入がなくなってしまった
という事業者が相当数になっていると思います。

新型コロナウイルスに感染して亡くなってしまうという
不幸な事例は，今のところ治療薬が存しないことから，
ある程度致し方ない部分もあるかと思いますが，
新型コロナウイルスの影響で売り上げが減ったからと
いって命を落とす必要はありません。
巷では，コロナで死ぬか，売り上げ減で死ぬか，という
ような言い方をされることもありますが，売り上げ減で
死ぬ必要は全くありません。

ほとんどの場合，何がしかの方策はあるものです。
融資に関しては，信用保証協会，日本政策金融公庫による
融資を受けられないかどうかを探ってみるべきです。
また，国や自治体からの緊急融資制度が使えないか
を探ってみるべきです。
さらに，主要取引銀行との間では，リスケジュールや免除等
が可能かどうかを探ってみるべきです。

税金や厚生年金については猶予制度が設けられています。
これらは当然活用していきましょう。

これらの方策をとっても，もう無理だ！というときには
債務整理という方策（破産，民事再生，任意整理）
をとればいいだけの話しです。

とにかく，売り上げ減で死ぬなんてことは考えないで
まずは弁護士等の専門家のところまで相談に行ってください。
「助からないと思っても助かっている」というのは故大山
康治15世名人の言葉ですが，そのことは実生活においても
あてはまると思っています。

とにかくあきらめないで頑張りましょう。