浮気をされたら
昔はなかったけれども,最近になって出来た言葉に
セクシャルハラスメントというものがあります。
よくセクハラといわれるものです。
セクハラとは,簡単に言ってしまえば,
相手を不愉快にさせる性的な行動や言動等を相手方の意に反してすること
ということになります。
セクハラとなるかどうかは、あくまで平均的な一般人がその状況で、そのような言動等を受けた場合、
不快と感じるか否かを基準に判断されます。
とはいえ、特に繊細で不快感をすぐに感じやすい人の場合でも、
不快な言動等が続けられた場合にはセクハラとされることもあり、
結局のところ,快か不快かを決めるのはあくまで、
そのような言動等を受けているその人本人ということになります。
以上のとおり、「不快」かどうかは、結局のところ受け手の主観に委ねられていますので、
自分では全くセクハラにあたるとは思わず、知らず知らずのうち、
いわば悪気のないままセクハラを続けていたということも十分あり得るということになります。
判断がつかない場合には、自分の言動等が、自分の親族(配偶者・子供・親・兄弟等)や
身近な人物(親友・恋人等)に向けられた場合を具体的に想像してみるとよいでしょう。
それが不快であれば、セクハラにあたる可能性が高いといってよいと思います。
いずれにせよ、概念が曖昧である以上は、予防の観点からいって,
その概念を広いものとして捉えておいた方がよいでしょう。
たとえば,「女はお茶くみしないといけない。」などという言動は,
性的な意味合いは薄く,むしろ女性全体を差別するというような内容の
ものではありますが,このような厳密にはセクハラといえるかどうか微妙な発言に
ついても,セクハラにあたりうるものとして考え,そのような発言を同僚等に投げかける
ことは厳に慎むべきです。