裁判官が着る服

佐藤清志

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裁判官が法廷で着ている服
これを法服と言いますが
この法服は何色でしょうか?

真っ白な気持ちで,予断なく裁判に臨むために
白い服を着ている。









というのはウソで,

正解は,黒です。


アメリカなどの多くの国でも黒色です。
とはいえ,裁判官は,普段自席で起案などしているときには
普通のスーツを着ており,いざ開廷の時間になると
あのマントみたいな黒い服をはおるようにして法廷に向かうのです。

なぜ,裁判官が黒い服を着るかというと
最高裁判所の規則でそう決められているからです。
では,なぜ黒色になったのでしょうか?
この理由についての有力な説は
 黒=なにものにも染まらない
という中立性を示しているというものがあります。
でも,黒い服だって上からペンキをガンガン塗っちゃえば
いろんな色に染まりますよね。

色々な色を混ぜると黒になりますので,
両当事者のいろんな意見を差別無く
聞き入れなけらばいけないという意味で
黒になったとの説もあります。
少々こじつけのような気もします。

私の思う「正解」は,









特に理由はない

です。

ただ,もし,理由があるとしたら
①黒いとなんとなく威厳がありそう
②裁判も葬儀と同じくらい重要な儀式の一つなのだ
 と思いこませる,
③汚れが目立たないので洗濯不要という実益がある
 ってとこですかね。

洗濯機の無かった昔の話しだと
意外と③の理由が大きいかもとも思います。
裁判官は一日中,法服を着たり脱いだりしてますんで
法服が白かったら,すぐに汚れちゃうだろうなあと思います。



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佐藤清志
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佐藤清志(弁護士)

佐藤法律事務所

女性でも話しやすい雰囲気を心掛けています。お子様連れでも大丈夫です。ストレスの大きい離婚問題では,弁護士に委任することでストレスが軽減されると思います。

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