クオーツ式高級腕時計はコロナ禍以降厳しくなる可能性

さて今日は「クオーツ式高級腕時計はコロナ禍以降厳しくなる可能性」というお題です。

昨年10月のコラムに、
“今後、リモートワークが定着していくと「スーツ」「ネクタイ」「ベルト」「ワイシャツ」そして「腕時計」といったお品物が大きく「需要減」となるのは間違いないと思います。”
と書きました。

それから6ヶ月ほどが経過していますが、アパレル各社での「大量閉店」「ブランド廃止」といったニュースが定期的に流れてきています。

現在、コロナ禍によって生活様式が激変したためにアパレル業界が苦境へと追い込まれている訳ですが、この苦境はクオーツ式高級腕時計にも影響を及ぼしそうです。

まずは、こちら（2021年4月の買取事例）をご覧ください。




ブルガリ　ブルガリブルガリ　SS/SS QZ
型番：BB26SS
買取価格：30,000円




エルメス　クリッパー　SS/GP QZ
型番：--
買取価格：20,000円




ティファニー　アトラス　SS/SS QZ
型番：--
買取価格：20,000円


どのお品物も一流ブランドのお品ですが、買取価格は下がってきています。

買取価格が下がるということは、需要減・人気薄・在庫増などの理由が挙げられますが、アパレル業界が苦境に追い込まれている今の状況では「アパレル業界と共存している」クオーツ式高級腕時計にとっては非常に苦しい状況となっています。

どれぐらい買取価格が下がっているかと言いますと、

・2019年5月 ブルガリブルガリ　買取価格：60,000円
・2017年9月　エルメス　クリッパー　買取価格：40,000円
＊ティファニー アトラスは過去の買取事例該当無し

このように、大幅に買取価格が下がっているのです。
この買取価格下落傾向は、今後も続くと思われます。


もし、クオーツ式高級腕時計の処分をお考えの方がいらっしゃいましたら、早めに買取に出した方が良いと思います。




それではまた、次のコラムでお会いしましょう。







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