金融機関のコンサルティング部、現場での再生支援の実務、経営コンサルタント
《現場に行け!、現場で経験を積め!》
再生再建コンサルをなんとかなんとなく15年以上もやってきて、
最近つくづく思うことがある。
財務DD、事業DD、計画書、どれも大切ではあるが、
現場の経験のない現場に行かないコンサルや士業のは、
統計資料だとか分析だとかはあって分厚いのだが中身が薄いですな(>_<)
人生の経験に無駄はない、という言葉はあるが、
若い時に経験のない時に現場に行かずにテクニックだけを覚えたコンサルや士業って飽きられているような気がする。
コンサル指導やりますって、
試算表や資金繰り表を見てどうのこうの言うだけなら、
優秀な顧問税理士や銀行員で十分に間に合うものね。
去年から急に伴走支援だの実行支援だの言い始めたが、
現場の会社の再生支援ができるプロコンってどれだけいるんやろうか?
計画書を書くではなく、結果をコミットするプロコンって、どんだけいるんだろうか?
私はプロコンではないと思う。
DDや計画書を金融機関や支援機関が要求する成果物にはできる能力がないから・・・
しかし、DD作成や経営改善計画書作成をやっているだけで、
再生コンサル面して威張っている先生を本物とは思えない。
以前に、コンサルとしての師匠に、
同じ業界で同じようなことをやっていたら、
魚を何年何匹さばいてきたかで、経験の差が出て手さばきでわかるようになるもんだよ!
そう言われたことがある。
魚のさばき方はユーチューブでもセミナーでもやっているし、
産地や見た目の情報は得られるけど、手さばきと包丁の切れ味と盛り付けは現場の経験の差が出て、
いつかは見破られて通用しなくなると言っていた。
今になって、とっても納得ができる年齢となってきた。