ステップファミリー★継子を愛せない!

新川てるえ

新川てるえ

テーマ:ステップファミリー

ステップファミリーとは?


離婚や死別で「ひとり親」になったのちに、新しい親が加わり構成される家族のことです。(事実婚も含む)
シングルマザーであれば新しいお父さんが、シングルファザーであれば新しいお母さんが、新しいメンバーとして家族に迎え入れられますし、同性カップルでの子育てもステップファミリーと言われます。
また離婚して子どもは養育していないが定期的に親子交流があり、再婚した場合にパートナーが離れて暮らす子供たちと交流が必要な場合にも「パートタイムのステップファミリー」と言います。

良く勘違いされるのはひとり親家庭同士の再婚のみが「ステップファミリー」と思われている方がいますが、実は上記のように組み合わせは様々です。
未婚の男女が子連れのパートナーを選ぶとステップファミリーになるので、4組に1組が再婚というこの時代、ステップファミリーは間違いなく増えています。

ステップファミリーのカウンセリング


カウンセリングでステップファミリーの悩みでダントツに多いのが
「継子を愛せません」

継子とは再婚相手の連れ子のことです。

重症になると
「継子が嫌い」
「継子が気持ち悪い」
そんなことを相談で口にされる人も少なくありません。

この継親のストレスは「生物学的」にも仕方がないことです。
自分の愛するパートナーが過去に愛した人との間に生まれた子供
愛するのは大変なんです。

でも人間には理性があるので、愛さなくてはいけないと思い努力します。
結果、できないことにストレスを募らせて疲れてしまうのです。

これが継親が抱える共通の悩みです。

子どもにとっての親の再婚相手


私はこれまでにステップファミリーで育った子どもたちの意見も沢山聞いています。

どの時期に継親子関係になったのかにもよりますが、物心がついて、実の親ではないと認識がある子供にとっては「父親」「母親」ではなく、「母のパートナー」「父のパートナー」という受け止め方をしてきたという意見が多いです。

「親でもないのに厳しく躾するな」
「親面するな」
そんな風に言われるのもこの認識からくるのだと思います。

そうは言っても、他人の子どもと違うのは子育ての責任が伴うので無責任に関われないと思うことでしょうか?

すると継子に対して「こうあるべき」というのが強くなり、下手するとわが子以上に継子に対して厳しくなりがちです。

継子の子育て


継子の子育ては実子の子育てとは違います。
実子がいる親ならわかるはずですが、血のつながりのある親子は厳しく怒られてもお互いが根に持たずにケロッとしていたりします。

継親子が根に持つのはやはり血のつながりのない他人だからなのです。
「他人に対してどう関わっていくのか?」
これが問題解決のキーワードになります。

実の子と同じように子育てするのは無理です。
そうしようとするからストレスを抱えてしまって苦しいのです。

継母・継父として無理しなくてもできることを考えて、できないことは実親に任せていいんです。
パートナーである実親の子育てのサポーターのつもりでお手伝いする感覚で関われたら気持ちは楽になるのではないでしょうか?

もっと詳しく具体例などを知りたいときにはご相談ください。

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新川てるえ
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新川てるえ(カウンセラー)

新川てるえカウンセリングオフィス

家庭問題カウンセラーとして30年以上の実績があります。「選択理論」をベースにしたカウンセリングで、夫婦問題専門。他、日本では専門家が少ない「ステップファミリー」や「国際ロマンス詐欺」の相談も可能です。

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