身だしなみは誰のため?
こんにちは、千葉 海浜幕張のイメージコンサルタント・ビジネスマナー講師、城戸景子です。
もう1週間ほど前のことですが、
サントリーの新社長にローソンの新浪会長が就任、これに伴い、
サントリー佐治信忠社長は、代表権のある会長に就任するとのニュースが流れました。
お二人が並んでの会見の様子から、その着こなしは地位にふさわしい貫禄と風格を発信するものでした。
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でも今日は、そのお話ではありません。
ひげはいいのか?
佐治氏のひげを見て、あれっ?と思われた方も少なくないのではないでしょうか?
ひげは、ビジネスマナーとしてどうなのか?
今一度確認です。
海外のビジネスパーソンで、ひげをたくわえている方はいらっしゃいます。
これはそれぞれの国の文化や習慣の違いによるものです。
日本でも明治以降、伊藤博文、岩崎弥太郎、高橋是清を始めとする政財界で活躍した方々の多くは、
ひげをたくわえていらっしゃいます。
しかしです。
現代の日本においては、一般的なビジネスシーンでのひげはNGです。
マスコミ、デザイン、広告などの業界は、ひげに寛容なようですが、
これはその業種の特性によるものと考えられます。
その業種において、求められるイメージが、一般的なビジネスパーソンとは違うということです。
身だしなみは自分だけのものではない
いつもお伝えしていることですが、
ビジネスパーソンにとっての身だしなみは、自分だけのものではありません。
自分の身だしなみは、自分が帰属する組織の身だしなみです。
ですから自分の趣味や好みを優先させる見た目であってはいけないのです。
*身だしなみを含むビジネスマナー研修に関するご相談はこちら
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特に若い世代、これから上を目指していく世代に関しては、
しっかりとした身だしなみをすることをお勧めします。
余談ですが、学生時代に下級生が制服を崩して着ていたら、
「フン、生意気な」と思いませんでしたか?
あれと同じことです。
ビジネスにおいても、最上級生になり、その地位がゆるぎないものになって初めて、
多少の冒険が許されるというものです。
佐治氏は例外
佐治会長のひげは、
恵まれたバックグラウンドに加え、歴史のある洋酒取扱いという異文化気質、
「やってみなはれ」から脈々と受け継がれたその社風、これらの要素を受けてのものです。
サントリー社内でのひげの扱いがどうなっているかは存じませんが、
一般的なビジネスパーソンに適用されるものではないと言えるでしょう。
毎朝ひげを剃り、ビジネスに適した身だしなみを整えて出社する。
これが基本です。
最後までコラムをお読み下さいまして、ありがとうございました。
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STUDIO STELLA 城戸景子
〒261-0023 千葉市美浜区中瀬1-3 幕張テクノガーデンCB棟3F MBP
(社)ジャパン・パーソナル・ブランディング協会認定イメージコンサルタント、ビジネスマナー講師
ミューズ・ブランディング・アカデミー(株)千葉校 校長
■ メール:info@stella.image-consulting.jp
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