連載第5回後半 叱り方
こんにちは、千葉 海浜幕張のイメージコンサルタント、ビジネスマナー講師城戸景子です。
連載10回の【経営者のためのビジネスマナー】多少なりともお役に立ちましたでしょうか?
今回は、番外編として「今さら聞けないけれど大切な食事のマナー」をお伝えします。
経営者には特に、パワーブレックファスト、パワーランチ、さらに接待ディナーなど、
ビジネス相手との食事の機会が多くあります。
ということは、食事のマナーで「人物を判断される」可能性も高いということです。
いくら身だしなみを整え、立派なことを話していても、
「食べる」という人間の基本的な行為において、相手に不快感を与えるようではいけません。
和食、洋食、中華とそれぞれの料理には、それぞれの食事マナーがありますが詳細は割愛します。
どの料理においても気を付けるべき点は、以下の通りです。
食事のマナー 注意点
■食事中の音
ズルズル、ペチャペチャ、クチャクチャ、カチャカチャ、、、このような音は食事の際はタブーです。
食事中はできるだけ「音を立てない」のが鉄則です。
同席する人に不快な思いをさせないよう、なごやかに会話を楽しみながら、
ゆっくりと食事を頂くよう気を付けましょう。
■姿勢
テーブルに肘をつく、足を組む、前かがみで食べる、背もたれにふんぞり返って座る、、、
これらは食事の際の姿勢としてはNGです。
余計な力を抜いて「背筋をすっと伸ばして座る」
これが美しい食事の姿勢です。
■禁煙
最近は、日本でもレストランでは完全禁煙、もしくは分煙化が進んでいます。
せっかくの料理の味や香りを損なうことなく食事を楽しむためには必要なことです。
愛煙家であっても、食事の時間は我慢して過ごしましょう。
■落とす、こぼす
フォークやナイフを落としたり、テーブルの上でお茶をこぼしたなど、ハプニングが発生した場合は、
自分で拾ったり、慌ててお茶をふこうとしてはいけません。
落ち着いてサービススタッフに合図を送り、処理してもらいましょう。
「慌ててパニックにならない」
これが大事です。
立食パーティでの振る舞い方
カジュアルなパーティや懇親会では多いスタイルです。
ビジネスでは参加する機会が特に多い形式です。
たくさんの人数が集うことが多いため、
「誰も見ていないだろう」と気が緩みがちです。
しかし「いつも誰かに見られている意識」で、以下の点に気を付けて振る舞うことが大切です。
■ビュッフェスタイルでの食事ですので、自分の食べる分だけをお皿に入れます。
食べきれない量をお皿に盛るのはやめましょう。
■オードブル、メイン、デザートという風に、通常のコース料理で出る順番にお皿に入れると良いでしょう。
そうすれば冷たい料理と温かい料理を、ひとつのお皿に盛り付けることもなくスマートです。
■お皿に入れる料理の量は6割程度を目安に。大盛りは下品です。
このスタイルでのパーティでは、主催者は出席人数の6~7割の料理を準備するのが常ですので、
満腹になるまで食べてはいけません。
■食べ終わったお皿は、食事用に配置してあるテーブルにそっと置いておきます。
サービススタッフが下げてくれます。
間違っても、料理を乗せたテーブルに置かないように気を付けてください。
■部屋の壁に沿って置いてある椅子は、パーティ会場のいわばシルバーシート。
どっかりと座りこんで食事をしたり、荷物置き場にしないよう注意しましょう。
ビジネス関係の食事で大事なことは、「没頭しないこと」です。
立食形式で食事が供される場合は、食事は本来の目的の付けたしであることがほとんどと心得ましょう。
色々な方との会話を楽しみながら、ゆったりと振る舞うことがベストです。
最後までお読み下さいまして、ありがとうございました。
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(社)ジャパン・パーソナル・ブランディング協会認定イメージコンサルタント、ビジネスマナー講師
ミューズ・ブランディング・アカデミー(株)千葉校 校長