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城戸景子(きどけいこ) / マナー講師

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コラム

女性ビジネスパーソンのコート選び

2012年12月8日 公開 / 2016年11月29日更新

テーマ:ビジネススタイル コート

コラムカテゴリ:ビジネス

いつもコラムをお読み下さいまして、ありがとうございます。
(社)ジャパン・パーソナル・ブランディング協会認定イメージコンサルタント、ビジネスマナー講師の城戸景子です。



前回は男性向けコート選びの内容をお伝えしましたので、
今回は女性のコートについてです。


女性のコートは、色もデザインも多種多彩です。
男性に比べて種類が多いため、ビジネスシーンに応じての選択にも注意が必要です。
そこで大まかな職種別に考えてみます。


■一般事務
ビジネスシーンにおいて、お客様と接する機会はほとんどない、
あるいは接するのは来社されたお客様の応対だけです。
ということは、コートは通勤時に着用するのみですので、どんなコートでも大丈夫。
今年はケープ風のコートや短い丈のコートが流行しています。
自分のファッションイメージに合ったもの、体型に合ったものを選び、
コートのお洒落を楽しんでください。

■営業
外出する機会が多い営業職の女性にとって、コートはビジネスファッションの一部と考えます。
お客様の所では脱ぐのだから、どんなコートでもいいのでは?と思われるかもしれませんが、
その考え方は危険です。
お客様に与える印象を考えると、ビジネスシーンに適したコートを選ぶべきしょう。
トレンチコート、ウールやカシミヤのコートで、スーツに合うものをお勧めします。
スカートスーツの場合は、スカートがコートの裾から出ないもの。
パンツスーツの場合は、短めのコートも機能的でいいでしょう。
避けるべきは、ファーコートや光った素材のコート等、夜の雰囲気を連想させるもの。
さらに、ダウンコートなどカジュアルなものです。
但し、ダウンコートでも、フードのついていないエレガントなデザインのものであればOKです。

■コンサルタント
営業職の女性同様に考えます。
但し、コンサルタントの場合は、お客様にアドバイスする立場ですので、
軽々しく見えないものを選ぶ必要があるでしょう。
その為には、色を黒、茶、紺、ベージュ、グレーなどのベーシックカラーにすることが大事です。

■秘書
社長や重役の秘書などの職種の方は、その印象が即、担当する社長や重役の印象につながります。
ですので、上品さを第一に考えてコートを選ぶことが大事です。
秘書職の方は、黒や茶などの暗い色が多い男性役職者と行動を共にすることが多いため、
ビジネスファッションには明るい色を取り入れることをお勧めします。
ベージュや薄いグレー、クリーム色などの上品で明るい色のウールやカシミヤコート、
それに華やかなスカーフを合わせてみて下さい。

■教師・講師
自分は知らなくても、相手が自分を知っていることが多いのが、この職種の怖いところです。
職場ではコートを着用しないからと、手を抜いていると、思わぬ場所で、
誰に見られているかわかりません。
コートは、かっちりとした保守的なスタイルのものを選びましょう。
華やかな色ではなく、ベーシックカラーのコートがいいでしょう。
色に気をつけていれば、ダウンコートでも大丈夫です。
ベルトをきっちりと締め上げたトレンチコートも凛々しくて素敵です。

■経営者
女性経営者、士業や役職者などのハイクラスキャリアを持っている女性のコート選びは、
とても重要です。
周囲が注目しているだけでなく、お客様と行動を共にする機会が圧倒的に多いからです。
しかもこの職種の方の印象は、そのままイコール会社のイメージにつながります。
ですので、安っぽい印象、軽薄な印象を与えるコートは避けましょう。
上質で上品、ゆとりを感じさせるコートを選びます。
例えば、襟にファーがあしらわれた、黒やキャメルなどのカシミヤコートはいかがでしょう。
コートは最低でも膝丈、あるいは背の高い人であれば膝下くらいまである、
ロングコートを選んでください。
短い丈のコートでは、表現するべき権力やパワーを周囲に表すことができません。
上質なものは、周囲から見ても上質とわかります。
目安としては、10万円以上の価格のついたものであれば、安心です。
落ち着いた色と長めの丈を選び、自分のポジションを表現することをお勧めします。



アメリカで、長い丈のコートを着ている女性と短い丈のコートを着ている女性から受ける印象を
比較する実験がありました。
「どちらが重要なポジションについている女性に見えるか?」という問いに対し、
「長い丈のコートを着ている女性」と答えた人が
約80%だったそうです。


このような印象を与える点以外にも、気をつけて頂きたいのは、
コートの裾からスカートが出ないようにすることです。

腰丈くらいの短いコートであれば問題ないのですが、ある程度の長さのコートから、
さらにスカートが見えている姿は不細工です。お出かけ前にチェックするようにしてください。


以上、女性ビジネスパーソンのコート選びについてお伝えいたしました。
今年は可愛らしさを重視したコートがたくさん並んでいますね。
ビジネスシーンではNGでも、オフシーンではお好みのコートを自由に着こなして、
これからの冬を快適に心地よくお過ごしください!





見た目とビジネスマナーの両輪で、ビジネスパーソンの印象戦略を支援します。
STUDIO STELLA 城戸景子
〒261-0023 千葉市美浜区中瀬1-3 幕張テクノガーデンCB棟3F MBP
メール:info@stella.image-consulting.jp
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