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コラム

ビジネスマンのコート選び

2012年12月4日 公開 / 2016年11月29日更新

テーマ:ビジネススタイル コート

コラムカテゴリ:ビジネス

いつもコラムをお読み下さいまして、ありがとうございます。
(社)ジャパン・パーソナル・ブランディング協会認定イメージコンサルタント、ビジネスマナー講師の城戸景子です。



12月に入り、本格的な冬の寒さを感じますね。

この季節になると、コートの出番!
今日は、意外と知られていない、ビジネスマンのコートについてお伝えします。

皆さんは、どのようなコートを愛用されていますか?

メンズコートとして、代表的なものは以下の5種類です。
それぞれについて、簡単にご説明しますと・・・

■トレンチコート
第一次世界大戦中に、イギリス兵のためにアクアスキュータム社が開発したのが最初と言われています。 防水加工を施したコットン・ギャバジン(厚めのレインコートにも使用されている生地)、肩章、ダブルの打ち合わせ、袖についたストラップ、ボタンで合わせられる大きな襟、腰ベルトが特徴です。
これらすべては、風雨を防ぐ目的でデザインされ、実用性に富んだコートです。ベルトを締めて完成するシルエットは、男らしいコートの代表格と言えるでしょう。

■チェスターフィールドコート
元々は、フロックコートというフォーマルな上着を原型に作られています。
襟はノッチトラペル、袖口のボタン、前立ては比翼仕立て、胸ポケット、裾はセンターベントが特徴です。スーツの上着の丈をそのまま長くしたコートとイメージするとわかり易いかもしれません。
カシミヤやウールで作られた、フォーマルなコートです。

■ステンカラーコート
20世紀になってから登場した、比較的新しいスタイルのコートです。
コンパクトにまとまった小さめの襟、袖口のストラップ、前立ては比翼仕立て、スリットのサイドポケットが特徴です。第一ボタンまで留めて、襟を立てるといった着こなしが可能です。
素材はトレンチコートと同様、防水加工を施したコットン・ギャバジンがほとんどです。
アメリカでアイヴィー・リーガー達の間で人気だったものですが、
日本でもトラディショナルな若いビジネスマンを中心に広まっています。

■ピーコート
イギリス海軍が軍服として使用していたコートです。
船上で防寒と動きやすさを第一に考えられたものですが、現代のカジュアルコートとして男女問わず人気の形です。大きな特徴は、リーファーカラーと言われる両前仕立て。つまり右前にも左前にもできる襟ですが、これは船上での風向きによって、風がはいりにくい留め方ができるよう工夫されたものです。
腰までの短い丈、防縮加工を施した厚手のウール、さらにピーコートカラーと言われるネイビーも、
その特徴です。

■ダッフルコート
アイルランドやノルウェーの漁師が着用していたものが最初と言われています。第二次世界大戦中、イギリス海軍により採用されました。何と言っても、ボタンの代わりにトグルという木製の浮き型をループに通して留めるスタイルが大きな特徴と言えます。他、フードや大きめのパッチポケットも特徴です。
ピーコート同様、厚手のウールを使用しています。日本でも学生を中心に、男女問わず、強い人気を誇るコートです。



以上、5種類のコートのうち、ビジネスシーンには不向きなものは
ピーコートとダッフルコートです。

これらは、どうしてもカジュアルなイメージがあり、学生が着用するもの、あるいはオフシーンに合うものと考えるのが良いでしょう。

ビジネススーツに合うコートとなると、それ以外の3点、
チェスターフィールドコート、トレンチコート、ステンカラーコートをお勧めします。

なかでも、ステンカラーコートの進化はめざましく、この頃ではモード化したビジネススーツのスタイルを損なうことのないスリムフィットさせたスタイル、しかもひざ上丈のものが主流になっています。
動きやすさやコンパクトな機能性が、ビジネスシーンにはぴったりと言えます。色は黒が良いでしょう。

一方で、フォーマルな場にはチェスターフィールドコートです。
ハイクラスキャリアのビジネスマンであれば、一着は揃えたいアイテムのひとつです。
こちらは、前述のように、素材がカシミアかウールということもあり、ドレッシーでエレガントです。
ほとんどのフォーマルシーンにも対応できますのでお勧めです。
キャメルや茶、黒など、素材を活かした上品な色からお似合いの色を選んでください。


コートはビジネススーツの上に着るものです。
そのためか、大きめのサイズをお召しになっている方が多いように感じますが、
これはNGです。
ビジネススーツ同様、大きいコートは、だらしない印象を与えるだけでなく、老けて見せます。
試着をした際に、スーツの肩をぴったりと覆うサイズを選んでください。


又、袖丈、着丈のチェックもお忘れなく。
袖丈はスーツの袖が隠れるかどうかを意識してください。
着丈は、ロング丈、ハーフ丈とありますが、必ず全身が映る鏡でチェックすること。
長すぎると背が低く、スタイルが悪く見えます。


これから3月ごろまでは、コートを着る機会が多くなりますね。
ご自分のビジネススタイルやポジションに合ったお気に入りのコートをみつけて、
寒い冬を暖かくお過ごしください!





見た目とビジネスマナーの両輪で、ビジネスパーソンの印象戦略を支援します。
STUDIO STELLA 城戸景子
〒261-0023 千葉市美浜区中瀬1-3 幕張テクノガーデンCB棟3F MBP
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