他の物件との「差別化」がキーワード
20年解決できなかった土地問題を解決!
自己所有アパートが実は私道に囲まれた「浮島」状態になっている事を知ったのが20年前。
建築されたご主人が亡くなった後でした。
アパートのオーナー様は他人の私道を通って自分のアパートに出入りしなければならない肩身の狭い思いをされていました。
さらにアパートの給水は他人の土地の源泉を利用した井戸水。
排水は他人のアパートを経由して排水する状態という事も判明し、どのようにして建築確認をとれたのか不明のアパートでした。
アパートの前には利用可能な土地があるにも関わらず私道の問題が解決できず、有効活用の行動を何社もトライしていましたが、複雑な人間関係も介在し解決策が無い状態でした。
遊休地になっている土地を売却することでキャッシュを手に入れ、そのキャッシュをアパートの修繕や空室対策に利用する。
また、将来発生する相続対策に利用したいというオーナー様の想いを受け、
弊社で解決に乗り出しました。
しかし、弊社も3年以上の歳月を経ても具体的な解決策を見出せず、地元の有力者に相談することにしました。
障害となっていた人間関係の問題がたまたま地元の有力者が知り合いだったこともあり、今まで権利のなかった私道を一部譲ってもらい、自分のアパートの出入りの権利を得る事に成功。
また、多数の所有者が権利を持つ私道から県水の引き込み工事の承諾を得る事にも成功し、他人のアパートへ繋いでいた排水も水道の引き込みと同時に公共下水道に排水できるようになりました。
アパートの前の遊休地も地元の有権者に購入してもらうことが決定し、見事キャッシュを得ることができました。
土地の権利関係、建物の権利関係には様々な人間関係が介在し、感情的な部分も大きいため多大な時間と労力が必要です。
また今回のアパートを建設したのは大手ハウスメーカーであり、恐らくノルマに追われ私利私欲のために行政まで騙して建設を行ったことが伺えます。
既に当時の担当者は会社を辞めており、何故このような状態が認められたのか伺い知ることもできません。
「大手だから大丈夫。」という理論は成り立たないことがわかります。
このように多くの地主様が建設会社、不動産会社に騙されてきたというのが日本の不動産、建築社会の実情であり、町のいたるところで違法建築や空室問題を抱えた物件があります。
我々アールフィールズではこのような問題を積極的に解決し、地域社会の再生と再建。
有休不動産の活用と有休建築物の再生、再建を心がけ日々精進して参りたいと思います。