発達障害 対処法 に迷ったら④~視覚優位の子は目立つモノを見つけやすい~
千葉県 市川市 船橋市のピアノ教室〜発達障害ピアノレッスン【My Piano room】の矢田美麗です(^^)
今日は以下について投稿してみたいと思います。
ピアノを弾く時の指の関節
いわゆる「マムシ指」と言われるものでしょうか。指の第一関節が曲がってしまうというお悩み。
「マムシ指」というのは、指先が手のひらの方へ向かって曲がる(グーになる状態)わけではなく、その反対に曲がってしまうこと。つまり曲がらずに潰れてしまう状態のことです。
ピアノを弾く時に、時々生徒さんでも見かけますね。
この指先の強化には、フィンガートレーニングやらなにやらいろいろとグッズも出ていますが、
私はあまりグッズを使うのはおすすめしていません。
指先の前に、まずは
手のひらの筋肉がきちんと使えているかどうかが重要になります。
当教室の脱力レッスンでは以下の手順で第一関節を強化していきます。
- 手のひらの筋肉を強化する
- 手のひらの筋肉を使いながら手首を柔らかくする
- 第一関節を強化しながら手首を柔らかくする
- 第一関節を強化する
手のひらの筋肉を強化する
写真のように
手のひらの筋肉をしっかりと使うと、第三関節はしっかりと「山」を作る事が出来ます。
この第三関節(山の頂上)が潰れてしまうと、第一関節はしっかりと曲げることは難しくなってしまいますので、まずはこれがしっかりと形に出来てから。
手のひらの筋肉を使いながら手首を柔らかくする
次に、手のひらの筋肉だけでペンなどをしっかりと握ってみます。
写真ではボールペンを手のひらの力だけで握っています。この時、指先はペンに触れないように持ちます。
この状態ですと手首が硬くなる可能性があるので、手首を上下に動かしてみます。
手首の力を抜くことで、手のひらの筋肉を使いやすくなります。
次に、第一関節の強化です。
第一関節を強化しながら手首を柔らかくする
写真だと少し分かりにくいですが、ピアノのフタなどに指先をぶら下がらせます。
第一関節が鉄棒の「手」の役割となるイメージです。その他テーブルのフチなどでも出来ます。
ここでも、手首がかたくならないように、今度は手を左右に揺らしてみます。
手首がかたくなっていると音もかたくなってしまうと思いますので、いつも手首は柔らかくするようにしています。
第一関節を強化する
第一関節だけで、しっかりとぶら下がる事が出来るようになったら、写真のように、第一関節だけで十円玉を引っ張る事が出来ます。
このようにテーブルなどに10円玉を置いて、左右の第一関節で10円玉を引っ張り合います。
写真は右手だけになっていますが、これを両手でやります。それぞれが綱引きのように引っ張り合います。
この時、第二関節は曲がらずにまっすぐになるように気をつけます。
第二関節が曲がってしまうと、せっかくの第一関節が潰れてしまう可能性があります。
この時のもう一つのポイントは、「手首はテーブルに付いている」ようにします。
手首がテーブルよりも浮いた状態ですと、腕に力が入ってしまいますので、手首はテーブルにしっかりとつけて、第三関節を山の頂上にして、第一関節で引っ張り合います。
第一関節の動きは、時に柔らかい音や太い音、鋭い音なども自在に音色の変化をつけられるようになりますので、「マムシ指」は出来るだけ避けたいところですね。
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