コミュニケーション 発達の気になる子 コミュニケーションはなぜ苦手?

矢田美麗

矢田美麗

テーマ:発達障害について

千葉県、市川市、船橋市の【My Piano room】ピアノ・音楽教室、矢田美麗です(^^)
今日は以下について投稿してみたいと思います。






コミュニケーションとは??


コミュニケーション(英: communication)とは、社会生活を営む人間の間で行われる知覚や感情、思考の伝達
Wikipedia


こちらにもある通り、コミュニケーションとは「人と人との関わり」であると言えると思います。

発達の気になる子が、親御さんやお友達と上手くコミュニケーションが取れない、というのはよく聞きます。
これは発達特性が原因である場合が多い(特に診断を受けてる場合)ですが、たとえ発達特性があったとしても、【コミュニケーションは誰にでも取れる】と私は思います。

では具体的に「人が人に対してコミュニケーションを取ろうとしている」のはどういった時なのでしょう。

0歳の赤ちゃんから【発信】している


人は0歳のうちから、人とコミュニケーションを取ろうとしています。
赤ちゃんの場合は、「泣く」という行為がそうですね。

私たちが今、欲しいものや、獲得したいものを想像してみるといいと思います。
小さなものでもいいんです。例えば、コーヒーが飲みたい、と思ったとしましょう。
それを私たちはどうやって【獲得】しようとしますか?




単純に、コーヒー豆を買ってきて、コップを用意して、お湯を沸かせば飲むことが出来ますね。
【報酬の獲得】です。
自分への、小さなご褒美、となり得る時もあるでしょう。
疲れた時、ほっと一息つきたい時、様々な場面で私たちは「何か飲んで落ち着けるもの」を得ようと行動します。

ところが0歳の赤ちゃんは、どうでしょうか。
ミルクが欲しいと思って、自分で作ることが出来るでしょうか?
出来ないですね。
だから、泣く、という行動に出るのです。
「泣く」「お腹空いた」「ミルクちょうだい」と言っているのかも知れないです。

ところが、母親になりますとよく分かります、そろそろお腹が空いたかな、そろそろ泣く時間かな、と思うと・・・・
泣いて欲しくないために、先にミルクをあげてしまうのです。(これ、私もやってしまってました)

人前で我が子が泣いてしまったら、親としてはどうしても、泣き止ませようとしてしまいます。
迷惑がかかるかもしれない、まわりの人ごめんなさい、と、肩身が狭くなるのです。
そうした思いが、だんだんと「子どもの行動を予測して泣かないように」無意識に行動しようとしてしまう。。。。
親御さんとしては、普通の行動なのかも知れません。

ところが、これは今でも私が後悔していることですが、こうやって子どもの「コミュニケーションの発信」を、私は邪魔してしまっていたのだなと思います。
そうして「泣く」ことで、母親を呼んでいたのですから、呼ばれるままに呼ばれれば良かったのですが・・・


こうした母親の行動は、私の経験ですと、子どもが2歳3歳になっても続いてしまいます。
あまりにも親が手助けをしてしまうと、今度は子どもはそれを学習し、「親が動いてくれるまで待つ」ようになってしまいます。
そうすると、子どもは

自ら発信することをやめてしまう

かも知れない・・・・??

どこまで「ヘルプ」を出してあげるのか、親の判断や我慢が重要になってくることもあるのですね。

「手伝ってください」が言えるように


とある療育施設さんでは、以下の2語を教える、ということをしています。

  • 手伝ってください
  • 助けてください


これは自らの「発信」のきっかけとなる言葉です。
自分でどうしても出来ない時には「手伝ってください」
自分一人では解決出来ない時に「助けてください」
この2つを学ぶか学ばないかで、社会に出た時に、まわりにヘルプを出せるか出せないか、というところに大きく関わってきます。

例えば、シール貼りのお仕事をしていたとしましょう。
商品に、シールを貼っていく。今では機械がやってくれるところもあるかも知れませんが、ここではあえて手作業だとしましょう。
貼っていたシールがすべて使い終わってしまい、なくなってしまった。でも、商品はまだ残ってる。
そんな時に、「シールください」と上司のところへ行って「ヘルプ」を求める。
このような、簡単そうに見えることも、出来ない人がいるのです。
「人にヘルプを求める」ことを教えてもらわずに来てしまったのかも知れません。
人は独りでは生きられませんから、ヘルプを求めてもいいのです。
しかし、これがそう簡単に出来ない大人の方がいるのが現実です。

例えばこんな行動を、「なんでそんなことも出来ないの」と思う方は、ぜひ、その人に教えてあげて欲しいです。

「ヘルプを出していいんだよ」



0歳から通えます。「コミュニケーションコース」


当教室では、未就学児さんや未就園児さんが、就園前、就学前に身に付けておきたいコミュニケーションを身に付けられる新コースを設立しております。

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お友達との貸し借り、お母さんとの日常生活でのやり取り、園の先生との関わり方など、
【どうやったら人との関わりがもてるようになるのか】をお伝えしています。

定型発達のお子さまも通っていただけます。
0歳の親御さんはぜひ親子でレッスンにいらしてください♪



関連記事 【発達障害とは】~主な症状~


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矢田美麗(ピアノ講師)

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神経発達症(発達障害)の基礎理解や支援者に求められる知識を学び、発達特性のある子も通えるピアノ教室を運営。独自の指導案を伝える講師養成講座の主宰、音楽療法、演奏家など、音楽を舞台に幅広く活動中

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