発達障害かも、と大人になってから気づいたら??
千葉県、市川市、船橋市の【My Piano room】ピアノ・音楽教室、矢田美麗です(^^)
今日は以下に沿って投稿してみたいと思います♪
発達障害によくあるシチュエーション
発達障害の子どもたちによく見られる特性。
いろいろとありますが、どれも本人はなかなか気付けずにいることがほとんどです。
発達障害は、【人やモノに対する興味・関心が薄い】と言われています。と同時に、【自分自身に対する興味・関心も薄い】と考えられます。
したがって、他人がいくら注意をしても、「自分はなぜこうなのか」ということそのものに【興味】を持てなければ、なかなか注意をしてもなおらない、ということになります。
かといってやたらと注意ばかりすれば良いのかというと、決してそうではありません。
それぞれのシチュエーションによって、様々な対応方法があります。
今日はその対応方法をご紹介したいと思います。
突然!違う話をし出す
例えばAちゃん、Bちゃん、Cちゃん(ここではAちゃんがASD特性があるとします)が楽しそうにお話していたとしましょう。
お話の中で突然、Aちゃんがまったく違う話をし出しました。
これ、よくあることなんですね。
ここで、周りの人はつい「Aちゃん、今◯◯の話してたじゃない」と言ってしまいたくなるかも知れません。
支援者の方でこのようなシチュエーションを見かけたらぜひ、この時のAちゃんはどんな様子だったか、よく思い出してみてください。
- 何も喋らずに話を聞いている風に見えていたのか
- 何かを話したくてうずうずしてた様子があったか
- 突然違う話をし出す前にはどんな話をしていたのか
- もし、何も喋らずに話を聞いていた場合、頭の中は「突然違う話」でいっぱいいっぱいになっていたかも知れません。(思考が1つに絞られやすい特性)
- もし、何かを話したくてうずうずしてた様子だったら、頭の中は「突然違う話」にしか【注意】が向かずに人の話を聞けていなかったかも知れません。(注意散漫な特性)
- もし、突然違う話をし出す直前の話が、とても複雑で抽象的な話とか、Aちゃんが知らない話だったら、そこを理解出来ていなかったのかも知れません。(曖昧な表現の苦手さ)
と、このように、それぞれ「突然違う話をし出す」理由が、その時の状況によって異なって来ます。
状況が異なるということは、原因が違うということです。原因が違うのに、それぞれに対して同じような対応をしていても、なかなか改善されないですね。
否定ではなく肯定で
- もし、何も喋らずに話を聞いていたかのようで、突然違う話をし出したら、「今そのお話をしたかったんだね」と受容する。
- もし、何かを話したくてうずうずしてた様子で違う話をし出したら、いったんは受容しつつ、改めてもう一度「注意をこちらに向けてから」話す。
- もし、突然違う話をし出す直前の話が理解出来なくて突然違う話をし出したとしたら、「さっきのお話、もう一度話してもいい?」と分かりやすく、端的に説明する
発達障害の子は「曖昧な指示」や「否定的な指示」が苦手です。
今、その子にどうして欲しいのか、その子の行動を具体的に促せるような、肯定的な指示に変えてあげると良いでしょう。
次回は
何かに(遊びなど)夢中になっていて話を聞いていない
といった時の対応について書いてみたいと思います。
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