指の第一関節が曲がってしまう・・・
みなさま 初めまして。
今日初めてコラムを投稿してみます。
千葉県、市川市、船橋市の、発達障害ピアノレッスン【My Piano room】ピアノ教室、音楽教室、主宰の矢田美麗です(^^)
今日は以下に沿って投稿してみたいと思います♪
発達障害(神経発達症)の定義
そもそも「発達障害」とは何か?
日本では、以下の3つに分類されています。
- 自閉症スペクトラム障害(ASD)
- 注意欠陥多動性障害(ADHD)
- 学習障害(LD)
以前は、「自閉症」「アスペルガー症候群」「広汎性発達障害」とたくさんの名前がありましたが、それらは「下位分類」とされ、今は【自閉症スペクトラム障害】に統合されました。
また、厚生労働省のホームページには「チック症、吃音もふくまれます」と記載がありますが、
詳しく書きますと【チック症の症状が1年以上続く場合には、発達障害と診断される】ことが多く、
【吃音】は、その半数以上が自然に治ると言われていますが、上記3つの定義のものは「自然完治」はしないことが大きな違いです。
発達障害の主な症状
発達障害の主な症状を簡単に記すと以下のようになります。
【ASD(自閉症スペクトラム障害)】
→こだわりが強い・常同行動・物事をストレートに捉える傾向・理論的・抽象的なことが苦手・いつも同じ流れを好む
【ADHD(注意欠陥多動性障害)】
→多動が激しい(多動がない子もいる)・注意の持続が困難・ケアレスミスが多い・ワーキングメモリーが少ない
【LD(学習障害)】
→読み・書き・計算などの1部の学習能力に困難をきたす
これらの特性は併存していることが多く、一概に「ASDだからこう」「ADHDだからこう」と言えないところがあります。
また、思考や視野が一つに絞られやすいという特性から、マルチタスク(同時に複数のことをこなすこと)に困難さを抱えやすい傾向があります。
当教室はピアノ教室ですが、まさにピアノで言うと「ピアノを弾く」という行為そのものが、「ザ・マルチタスク」になります。つまり、通常のピアノレッスンを行っているだけでは困難が生じることがある、という訳なのですね。
その他にも「顔認知機能の弱さ」から怒っている顔は認識が薄い、
「神経伝達物質の不足」から「動いてしまう自分を止めることが出来ない」などの特性もあります。
「障害」と名の付く診断名ではなくなった
2022年より、「発達障害」という診断名から「神経発達症」と診断名が変わったようです。
日本では「障害」という字があてられてしまいましたが、発達障害は【病気なのではなく、その人特有の脳の特性】です。
当教室ではその特性を=個性=長所と捉えるという考えをもって、レッスンさせていただいております。
その見分け方と診断を受けるタイミング
お子さまの発達障害で主にご家庭で判断が付きやすい症状の多くが、「発語が遅い」というところです。
発達障害のお子さまは1歳半を過ぎて、2歳、3歳になっても発語がないことがあります。(発語が取れる子もいます)(1歳半検診の時点で疑われることもあります)
また、目線も合わず、お母様が声をかけても振り向かなかったり、お友達との交流がなかったり、同じことの繰り返しをする(常同行動)、それを止めさせると酷い癇癪を起す(一概にこれだけがすべて発達障害であると言えるわけではありません)などの行動があれば、専門の機関(自治体の子育て支援センターなど)に相談することも検討されると良いでしょう。
大人の場合、主にコミュニケーション障害が現れることが多いため、集団行動が苦手だったり、暗黙のルールを察知しにくいなどの特性があります。
しかし、社会に出て「大人なんだから」などと「出来て当たり前」に思われる現実が多いようです。が、それらは決してその人のせいではなく、その脳の特性であったり、弱さのためにそうなっていることを、まわりがよく理解してあげる必要があります。
発達障害は「自分では気付けない(出来ない自分に自分自身が気付くことが出来ない)」ことが多く、失敗や忘れ物が多かったり、1度にたくさんの指示を聞き取れなかったり(マルチタスク)、注意の持続が困難であったりした場合には、専門の診療所(心療内科や精神内科)に相談されることも検討されると良いでしょう。(一概にこれだけがすべて発達障害であると言えるわけではありません)
どちらも、「人やモノに対する興味・関心が人よりも薄い」という特性があります。
他人の気持ちを客観的に見れなかったりするだけでなく、自分自身に対する興味・関心も薄いため、
【自分がどうして失敗をするのか】の、「どうして」という疑問すら、持てないことが多いのです。
自分に対する興味が薄いために、自分自身を振り返り、見つめ直し、冷静に判断するという行動に
至らないことが多く、失敗ばかりする自分を責めて、自尊心を失い、中には精神障害(鬱や双極性障害など)を併発してしまうことも少なくありません。
これらは発達障害の2次障害と言われるもので、原因を探らずに表のメンタルだけを解決しようとしても、なかなかうまくいかないことがあります。
【出来ないのは自分のせいではない】ということ、自分自身で自分に対して「なぜ」という疑問が持てるようになることで、少しずつ【気付き】が増えて来るのだろうと思います。
発達障害はどうやって診断されるの?
病院や施設により、その診断方法は異なるかも知れませんが、主な診断方法としては【問診】【面接・行動観察】【検査】があり、
【問診】では出時からの成長の様子、日常の過ごし方や困っていることなどについて聞きます。
【面接・行動観察】では、質問に答えられる子どもには面接を行い、出来ない場合はスタッフを遊ぶなどして
特に名前を呼んだ時の反応などを観察します。
【検査】は主に心理士による心理検査、発達検査、知能検査などを行います。
発達障害ピアノレッスン
通常のピアノレッスンを発達障害の人へ行っていると、ペースが遅かったり、新しい要素をなかなか覚えられなかったり、そもそも「弾く」という行動の時にケアレスミスが増えたり、注意されたことを修正出来なかったりといったことが起こる場合があります。
そこで、当教室考案の【発達支援ピアノテキスト】『ぴあのの~と』では、この「ザ・マルチタスク」を分解!!
今では診断を受けている子も両手で弾けるようになりました♪
発達障害の子もピアノが弾けた!
当教室には診断を受けている子、受けていない子、大人の生徒さんもいらっしゃっています。
オリジナルのテキストを使っている子もいれば、知育からスタートしている子もいます♪
いずれにしても、両手で弾けるようになる!!を目指して頑張っています(^^)
YouTube【My Piano room】
(レッスンの様子を動画にしていますが、ショートムービーはここでは見れなかったみたいなので、チャンネルをリンクしておきます♪)
ホームページはこちら↓↓↓
【ホームページ】
http://piano-room.com
【お問合せ】
https://ssl.form-mailer.jp/fms/636baef439413
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発達障害児さんのためのピアノコース