お客さんのこだわりを徹底的に聞く本音の打ち合わせと素材を厳選して納得感の高い家づくりを目指す（2/3）

住む人の目線で考えた提案と“木を感じる・魅せる”家づくり

　お客さんに新築住宅を提案する際、根本さんが大切にしていることは「自分が住むとしたらどんな家にするか」ということだそう。決していい加減なものは提案できないからだと、根本さんは語ります。そこに住む人の目線で考えて提案することを心がけています。
また建設予定地となる場所には事前に必ず足を運び、周辺の環境のほか、太陽の軌道なども確認するそうです。
「太陽の軌道は季節によって変わり、それによって日当たりや影のでき方も当然変わります。どこに影が落ちるかを考えれば、冷房の負荷を抑える間取りにすることができます。また日差しがどこまで入るかを考えれば、暖房を用いなくても暖かくなる部屋を作ることもできます」
　なるほど、太陽の動きを把握して家の向きや間取りを考えるだけでも、夏は涼しく冬は暖かい家づくりができるのですね。エネルギー効率を重視した環境配慮型の家づくりは、今の時代には必須と言えます。

　一方で根本さんは“木を感じる・魅せる”家づくりを重視しています。木の持つぬくもりや色、香りにはリラックス効果や鎮静効果があると言われ、そこに住む人たちが安らげる場にもなります。
「壁の素材には抗菌効果や消臭効果のあるものを使用したり、子どもが舐めてしまっても害のない塗料を用いています」と、素材選びにも気を遣っています。

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