住宅を購入する際に知っておくべき、住宅ローン控除について
住宅購入では頭金はどれくらい必要か?
住宅購入で最も重要なのが資金計画です。全額キャッシュで買うことができる人は一握りです。
大半の方は、住宅ローンを組んで購入することになります。
このとき悩ましいのが「いくら頭金を出すべきか」ということです。特に貯金が少ない方は、
日頃の生活費の工面の心配もあるため、気になると思います。
今回は、住宅購入でどのくらいの頭金が必要かお話しします。
頭金のメリットは利息負担軽減。
「頭金がないと住宅が購入できない、という話を耳にした」という方はいらっしゃいませんか?
実際はそんなことはありません。頭金なしでも住宅は購入可能です。
頭金を入れるメリットは、利息負担を減らせることです。頭金が多ければ多いほど、借り入れ金額は少なくなります。
このため、必然的に利息も減っていきます。返済額を減らしたい方は、頭金を多く入れた方がよいです。
とはいえ、頭金のメリットを理解しながらも、預貯金額が少ないなど、頭金をそれほど用意できないケースもあります。
頭金ができるまで待ったほうがよいという意見もなかにはありますが、
ある程度の頭金を貯めるまでにはかなりの時間がかかるため、現実的ではないです。
住宅は欲しいときが買い時です。買うと決めているなら、頭金なしでの購入を検討した方がよいでしょう。
頭金ゼロでも住宅購入は可能。しかし、自己破産に至るケースも
では、頭金ゼロ(または少額)で、住宅ローンで住宅購入費の大半を賄った場合の注意点をいくつか書いていきます。
まずは利払い額の多さです。これは前述の通りです。
次に「収入が途絶えるリスク」です。現在は、景気拡大局面とされ、大企業をはじめ賃上げが見られます。
賃上げは中小企業に広がる向きもあります。
しかし、いつ不景気になるかわかりません。
リーマンショックなどでは、大規模なリストラが実施されたことは記憶に新しいと思います。
また病気になったりして思うような収入を得られない場合もあります。
住宅ローンは、数十年単位で組むことが一般的です。
返済途中に、職を失い、資金返済が滞る可能性も大いにあります。
借り入れが多いと、返済計画を変更するにも身動きが取りにくくなります。
長期的な視点+資金計画=ファイナンシャルプラン
職を失い、返済に困り、自己破産を余儀なくされたケースも多々あります。
頭金ゼロでも住宅購入が可能なのは確かです。重要なのは長期的な視点です。
頭金ゼロで購入するリスクを把握し、リスク軽減措置を早期に図ることが大切です。
そのためには、まずは資金計画を立てることです。頭金の額に正解はありません。
ファイナンシャルプランナーなどお金の専門家なら、
適切なアドバイスをしてくれますので専門家にきちんと相談するのもおすすめです。