土岐彰寿プロのご紹介
農産物に新たな価値を生み出し、地域農業の振興につなげたい(3/3)
農産物の価値を高め、生産者の収入向上を目指す「6次産業化」に尽力
作物を育て、形を変えることで多くの人に届けられることに手応えを感じた経験から、「農業にはまだまだ可能性がある」と実感した土岐さん。
農産物が元々持つ価値をさらに高めることで、生産者などの収入向上を目指す「6次産業化」に、若手農家らと連携して取り組んでいます。最近では、県の後押しで香港や台湾のフードイベントにも自社商品を出品し、現地企業が興味を示すなど引き合いがあるそう。
後進の育成にも目を向け、今後は後継者がいない農地を引き継ぎ、雇用の受け皿になることも視野に入れていると言います。
「市内の農林高校の卒業生は、約8割が農業以外の仕事に就いています。当方でも雇用を生み出せば、学校で学んだ知識を生かせますし、会社員として農業を始めることができます。危機的な地域農業の状況を、いい方向に向かわせることができるかもしれません」
そして、農家の人たちには、加工場を活用して業界の未来を切り開いてほしいと力を込めます。
「農作物を商品化して、新たなニーズを開拓していく喜びをみなさんと共有したいんです。これまで『もったいない』と思いながら捨ててしまっていたものに、付加価値を与えて再生する『アップサイクル』が実現できます。全体のほんの一部かもしれないけど、持続可能な循環型社会を創造する大きな流れの中に自分たちもいるんだということも、一緒に分かち合いたいと思っています。商品開発のご相談も承っていますので、ぜひ、ご連絡ください」
(取材年月:2023年8月)
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