終活セミナーを終えて

佐々木博一

佐々木博一

10月1日、終活セミナーを開催し、無事に終えることができました。

10月1日という日は実は昨年「終活を考える日」として記念日制定されました。それを記念してこの日に終活セミナーを行う運びとなりました。
(多分、来年も10月1日に終活セミナーを開催すると思います。)

普段なら、講師の依頼を受けて登壇させていただくのですが、今回は開催する側、つまり主催者として、セミナーを行いました。
今回は講師としてではなく、司会進行を担当させていただきました。

今回のコラムは、「終活セミナーを終えて」と題して、セミナーまでの段取りや裏側なんかも話をしていこうと思います。

セミナーを主催者として開催しようと思ったのは、ちょうど一年前の10月2日でした。
正直に言うと、ネットで10月1日が「終活を考える日」に記念日制定されたニュースを翌日に見て、これはやるしかない!と思い、一念発起しました。

開催日は瞬間的に決まりました。次に考えたのは開催場所でした。集客人数は、80~100名と想定(根拠もなく想定した気がします)して、ちょうどそのくらいの人数が収容できる広さで、八戸市民なら誰でも知っているような場所、なおかつ交通の便が良い所。この条件に合う場所で考えました。
このときは、会場の使用料は一切考えてなかったように思います。

その結果、デーリー東北新聞社のホールを借りることとなりました。
広さは選べて100名収容できるホールを借りることができました。本八戸駅前の立地で、バス停も近く、駐車場も広く、八戸市民ならほぼほぼ知っている場所だと思いました。

これで、開催日と場所は決まりました。外濠は埋まったところで、いよいよ内容(中身)について考えなければなりません。
最初にセミナーの大きなテーマを決めようと考えました。正直、これがなかなか決まりません。終活といってもジャンルがとても広い。介護や見守り、お金に関すること、葬儀やお墓、後見制度や遺言など、絞りきれずに時間だけが経っていきました。

今年の春頃になって、こんな発想が思いつきました。講師は全て女性講師でやってみよう。
人数は三人でテーマに合った専門の方を探そう。なんとなくそんな思いつきが浮かんできました。

スタッフとも打合せを重ね、最終的にテーマは「片付ける、しまう、整理」というテーマに決まりました。終活において、人生のしまい方、生前や遺品の整理、全国的に問題になっている空き家問題、家や土地などの不動産の整理など、元気なうちにやっておけることなどを専門的に分かりやすく伝えることを、大きなテーマとすることにしました。

次はいよいよ講師探しです。人生のしまい方、生前・遺品整理の講師二人は、お付き合いのある方に依頼することで即決しました。二人とも講師経験も有り、快諾していただけました。あともう一人を探すのが大変でした。

不動産関係の知り合いは、ほとんどが男性の方ばかり、講師などやったことがない方ばかりで、あと一人となかなか出会うことができませんでした。

6月に入った頃、不動産関係の友人の社長より、セミナーのお誘いを受けました。そのセミナーの講師は声をかけていただいた社長さんでした。実はその時、目に耳に止まったのが、司会をしていた女性でした。その方は、その会社のスタッフさんで、土地や建物のアドバイザーをされているとのことでした。

直感的に、「この人だ!」と感じ、名刺交換させていただきました。
その日のうちに、その女性の方に弊社セミナーについて説明させていただきました。本人は、講師経験がなかったため、少し迷われていましたが、今後の成長と経験値を上げたいとおっしゃり、「やってみたい!」と言っていただけました。
社長にも話して、了承を得てから正式に依頼する旨を伝えて、その日は終わりました。

数日後、その社長を訪ねて、弊社企画のセミナーについて、スタッフさんをお借りしたいと、応援要請しました。社長は笑顔で快諾していただきました。

ところが数日後、その会社の別のスタッフさんから連絡をいただきました。その内容は、「うちの社長が、講師をやる気満々でパワーポイントでのスライドの作り方を教えてくれ、と言ってきています。」というのです。女性講師のみのセミナーだと伝えていたのですが・・・。

私は、すぐさま社長の元に走り、再度セミナーの概要や趣旨について説明し、スタッフの○○さんに講師を依頼したいと思っていることを伝えました。
社長は、「本人がOKなら私は構わないよ」と言っていただけました。すぐさま女性の方に連絡を取り、改めて正式に講師依頼をさせていただき、快諾していただきました。

ところが、さらに数日後、その社長より連絡をいただきました。「セミナーには行かないから、スタッフの応援は出せない、講師は本人がやると言っているから行かせるけど・・・」と言うのです。受付などあてにしていたので、その内容には驚きました。

講師を依頼した女性にもそのことは伝えましたが、本人はやらせてほしいと意思が固まっているようだったので、そのまま強行突破することにしました。

内容が全て決まったのは、7月に入った頃でした。そこから集客に向けて、配布用のチラシの作成、広報や新聞への投稿依頼など動き出しました。

そして、いよいよ当日を迎えました。事前の参加申込み数は80名を超えていました。当日参加の方を含め来場者数は90名を超え、講師、スタッフを含めるとちょうど100名ほどでのセミナーとなりました。

内容としては、一部難しい内容も有りましたが、笑い声もあり、退出の際には、参加者様から、「参考になった、次も参加したい、また呼んでほしい」といった嬉しい言葉と笑顔をいっぱいいただきました。

これだけの規模の主催は初めてだったので、戸惑うことや不手際もいっぱいありましたが、帰られる方達から多くのお声をいただき、達成感の方が大きく残りました。
アンケートも記入いただいておりますので、参考にし、次回はさらにブラッシュアップして、終活に関する様々な情報提供をしていきたいと強く思いました。

講師の方々をはじめ、関係者の皆様から多大な応援をしていただき、無事に終えることができました。自身も貴重な体験をさせていただきました。
講師、スタッフともに、今回のセミナーの反省を共有するために、反省会はこれから行う予定です。

どんな反省材料が出てくるのかわかりませんし、来年のことはまだ考えていませんが、できるだけ続けていこうと考えています。

今回のコラムは、自身の感想文のようになってしまいましたが、青森県を中心に、講師として登壇する機会をいただいておりますので、お近くでセミナーなどあった際には、どうぞお立ち寄り、お声をかけてくださいね。

みなさんとどこかでお目にかかれたら嬉しいです。

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