中小零細企業のマーケティングについて④ マーケティングの過去・現在・未来

松尾益秀

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テーマ:中小零細企業のマーケティング

中小零細企業のマーケティングについて④ マーケティングの過去・現在・未来

今回はマーケティングの歴史についてです。
コトラーさんの提唱しているマーケティング1.0〜4.0という考え方を元に
解説いたします。

●マーケティング1.0
40〜50年くらい前のマーケティングです。
高品質、高性能、高機能な商品を作れば売れるという時代です。
商品の説明をしっかりして、いい商品だという証明ができれば
どんどん売れました。
例えば、ソニー製品やトヨタ車が売れていました。
トヨタは今も売れてますが、それってすごいことです。

●マーケティング2.0
モノが溢れてきて差別化をしなければ売れなくなってきた頃です。
差別化、差別化とみんな言っていました。
差別化とはつまり、自社や商品のポジショニングをしっかり決め
よりニッチな分野を開拓することが必要になってきた時代です。
例えば、ボルボ車は安全な車というポジションで成功しました。

●マーケティング3.0
2000年ごろ以降の時代です。
差別化やポジショニングをもっと推し進めて
価値を提供することが必要になってきました。
企業のミッション、ビジョンを共有して、そこに価値を感じてもらう戦略です。
特にアップルが有名ですね。
企業イメージ自体が価値になっていて
アップル製品を持っていることがステータスになります。
スマホといえばiPhoneですもんね。

●マーケティング4.0
これは今の時代、これからの時代のマーケティングになります。
人に推薦してもらってモノを買うという
いわゆる口コミが戦略の一部になってきました。
やはりネットが主なマーケティングの場となっていることと
プラスしてオフラインでの交流も見据えた戦略が必要で
ネットとリアルをうまく融合させたマーケティングが
今後主流になっていくだろうとコトラーさんは言っています。

以上、あげた例が大企業になっていますが、
中小零細企業の場合はもっと的を絞って
商品も絞って、地域も絞って、力を集中させたマーケティングが
いつの時代でも必要になっています。
そのあたりはおいおい解説しようと思います。

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松尾益秀
専門家

松尾益秀(グラフィックデザイナー)

T.M.P.

グラフィックデザイナーとして20年以上のキャリアを有し「弱者の戦略」を武器に中小企業に特化した販促活動や集客サポートを行う。経営者の魅力を引き出すことに注力し、シンプルでダイナミックなデザインが得意。

松尾益秀プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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