売り上げをアップするためにターゲットを絞るとこうなります。

松尾益秀

松尾益秀

テーマ:中小企業の業績アップ

売り上げをアップするためにターゲットを絞るとこうなります。

「どうしてターゲットは絞らなきゃいけないんでしょうか?」

こんな質問がありました。

いろんな人、沢山の人に売った方が売れるような気がしますよね。
でも、この「沢山の人」に向けたメッセージは
逆効果になってしまうんです。
どうしてかというと、メッセージが曖昧になってしまうからです。

例えばスポーツドリンクの場合、
「すぐに水分補給ができますよ。熱中症、脱水症状になる前にオススメ」
幅広くて曖昧な感じがします。

少しターゲットを絞ったコピーにすると、
例えば、
「正しい水分補給で、若さと美しさをキープ!」
若い女性向けになります。

あるいは、
風邪で体調を崩している人には、
「風邪の発熱による脱水症状に最適!
素早い水分補給が体の回復を助けます」

少しターゲットを絞っただけで
より具体的で、明確なメッセージになりました。
そしてターゲットの人が、これは自分に向けられたメッセージだなと
気がついてくれるわけです。
これは、広告を作る上で非常に大切なことで、難しいことですね。


例えば、こんな事例もあります。

少しだけチラシのキャッチコピーを変えただけで
反応率がバーンと上がってしまったのです。


あるリフォーム屋さんのチラシで
普段は1万枚配布していて、3〜5件ほどの反応しかありませんでした。
ちょっと低めの数字です。
キャッチコピーは
「大きなリフォームから小さなリフォームまでなんでも丁寧に対応します。」
これだと範囲が広すぎて受け取る側もよくあるチラシだと思い
興味を持ってもらえません。

そこでキャッチコピーを変えました。
「この地域密着、外壁塗装専門店。地元の60代70代のご夫婦の方に大変喜ばれております!」
かなり絞り込んだメッセージです。

これで配布したところ、
最初の500枚を配ったところで2件も反応が出ました。

たぶんもっと絞り込んだメッセージにすれば
もっと反応があるかもしれません。

いかがでしょうか。
ターゲットを絞るとメッセージがシンプルで具体的で、
伝わりやすくなるんです。

ターゲットに気づいてもらいやすくなり、売りやすくなる。
そういったことをキャッチコピー一つでできてしまうということなんです。


あとは、キャッチコピーの裏付けとして
チラシの内容や商品力を磨く必要もありますけどね。

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松尾益秀
専門家

松尾益秀(グラフィックデザイナー)

T.M.P.

グラフィックデザイナーとして20年以上のキャリアを有し「弱者の戦略」を武器に中小企業に特化した販促活動や集客サポートを行う。経営者の魅力を引き出すことに注力し、シンプルでダイナミックなデザインが得意。

松尾益秀プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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