デザイナーのデザイン料金の話。パンフレットの制作費について。

松尾益秀

松尾益秀

テーマ:パンフレット制作

デザイン制作費について書いてみようと思います。
今回は、パンフレットの制作費です。

デザイン料金というのはデザインをするという作業にかかる労力と
デザイン性を追求した職人としての付加価値、
つまり、いいデザインにかかる費用ということになると思います。

デザイナーというのは職人なので
大工さんや料理人のようなものだと私は思っています。
いい大工さんはいい人工代をもらうし、
いい料理人はいい給料をもらうと思います。

いいデザイナーもいい給料をもらうべきだと思います。
ただ、デザイナーという職業は給料は安いんです。
私も昔はサラリーマンとしてデザイナーをやっていましたが
最初の給料は15万円くらいだったと思います。

デザインという仕事は終わりがない仕事なので
いいデザインを追求しようとすれば、どこまでも追求できてしまいます。
ここをもうちょっとこうしたらもっと良くなりそうだ。
こっちももう少しこうした方がいいかもしれない。
という具合に考え出したらきりがありません。

ですので、若い頃は、徹夜、徹夜で、やり過ぎてしまっていました。

今、働き方改革ということで、残業はできにくくなっていますが
デザインという仕事は時間で終わるというやり方では済まないところがあるし、
残業代なんてものは考えられない職業でした。

若いデザイナーさんは今後、残業ということをどう考えていくのか
ちょっと気になりました。

余談が過ぎましたが、
デザイン料金のお話に戻ります。

パンフレットの制作費を考えてみます。

私が出す見積もりの項目としては、

●企画・構成費
●デザイン費
●コピーライティング費
●写真撮影費
●印刷費

と、こんな感じになります。

私は、小さな会社向けでやっていますので、
他と比べてリーズナブルじゃないかと思ってますが
例えば、A3二つ折りのパンフレット100部の場合だと

●企画・構成費  20,000円
●デザイン費  1p 20,000円×4p=80,000円
●コピーライティング費  60,000円
●写真撮影費 60,000円
●印刷費 30,000円

合計 250,000円

ざっくりですがこんな具合です。

コピーや写真撮影は分量にもよりますので変動はしますが、
コピーや写真を用意していただいた場合はその分安くなりますので

合計 130,000円

です。

制作期間は、最初の打ち合わせから印刷納品まで、
平均でだいたい1ヶ月弱くらいになります。

業界には相場というものがあって、デザイン業界にもある程度の相場があります。
ネットで検索すればある程度出てきます。
やっぱり大所帯の会社は高いですし、大企業を相手にしている会社も高いです。

広告代理店の最大手、電通みたいな会社に頼むと、
うちの料金の3倍から10倍くらいしちゃいます。

東京と比べると名古屋は安いと言われます。

安ければいいというものでもありませんし、妥当な金額というものもあると思います。
私の場合は、小さな会社がそれ相応の報酬を払って、ちゃんといいデザインで、
しかもちゃんと商売繁盛につながるものに対する費用として妥当な金額を考えたら
この金額になりました。

ちょっと今回は、とりとめのないお話になってしまいました。
次回はホームページの制作費について書いてみようと思います。

デザイナーのデザイン料金の話。ホームページの制作費について。

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松尾益秀
専門家

松尾益秀(グラフィックデザイナー)

T.M.P.

グラフィックデザイナーとして20年以上のキャリアを有し「弱者の戦略」を武器に中小企業に特化した販促活動や集客サポートを行う。経営者の魅力を引き出すことに注力し、シンプルでダイナミックなデザインが得意。

松尾益秀プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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