解体業の会社案内パンフレットのデザイン制作プロセス

松尾益秀

松尾益秀

テーマ:パンフレット制作

解体業者さんの会社案内パンフレットをご紹介します。
名古屋市の港区の方にある解体業者さんです。
建物を解体して、そこで出た廃棄物を自社のリサイクル施設で
分別処理をするところまでやっています。


解体業パンフレット


まず、パンフレットを使う目的をお伺いするのですが、
今回の場合は、営業目的でかっこいいパンフレットを作りたいとのことでした。

仕事の流れとしては、
この仕事は、知り合いのカメラマンからの紹介で入ってきた仕事でしたので
まずカメラマンが解体現場の写真を撮影するところから入りました。
そしてコピーライターを手配して、社長にお話を伺いに行きます。
解体業の場合、建物を壊すのが仕事ですので
その壊すプロセスを社長さんにインタビューして詳しく伺いました。

撮影した写真が上がってきて見てみると、解体現場の写真というのは
結構かっこいいものだということに気づきました。
近未来を描いた映画や戦争映画などのワンシーンに見えてきます。

そして、コピーライターから上がってきたテキスト文章を使って
紙面のデザインをします。
デザインは表紙から始めます。
色は社長の希望もありブルー系に決め会社の重機をメインに使いました。
今回のパンフレットは観音開きの4つ折りのタイプですので
まず表紙をめくると、会社の理念や会社概要のページが出てくるようにしました。
そこに、一番カッコよかった解体現場の写真を見開きで載せ、
さらにめくると、4ページの横長の形になります。
そこに解体のプロセスを左ページから順番に説明する構成にしました。
一番右ページ施工実績のリストと写真を載せ完成です。

写真がカッコよかったので、それをうまく料理してうまくデザインすることができました。

解体業という業界は、やはり男っぽい世界で、がっちりとした屈強な人たちが働いていている
少し怖いイメージでしたが、話してみるといい人たちなので安心しました。
解体業者さんの仕事はこの仕事の後いくつかやらせていただきました。
製造業なども同じなのですが、やはり独自の技術やノウハウを持っていて
そういったものを、もっと表に出した方がいいと感じました。
そういう情報発信のお手伝いをどんどんしていきたいと思います。

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Mybestpro Members

松尾益秀
専門家

松尾益秀(グラフィックデザイナー)

T.M.P.

グラフィックデザイナーとして20年以上のキャリアを有し「弱者の戦略」を武器に中小企業に特化した販促活動や集客サポートを行う。経営者の魅力を引き出すことに注力し、シンプルでダイナミックなデザインが得意。

松尾益秀プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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