小さな会社のブランディング?【その6】「めんどくさい系戦略」オーダーメイドインソールの例
お金をかけないキャラクター戦略
小さな会社ができるブランディングということで、
今回は第2回目になります。
「キャラクター戦略」について説明してみようと思います。
キャラクターといっても、ミッキーマウスやゆるキャラのような
マスコットキャラクターを作るというお話ではありません。
前回、差別化について書きました。
「差別化」=「目立つこと」
そして、好きになってもらう。
これができれば売りやすくなるということですが、
小さな会社ができる、一番簡単でお金がかからない方法が
「キャラクター戦略」になります。
キャラクターとはつまり、売主、経営者自身のことです。
売り手である、経営者自身を好きになってもらうことで、売りやすくするということです。
商品を売るのではなく、売り手である経営者のキャラクターを売る
マーケティングの重要なコンセプトに
「違いを作る、違いを売る」と言うものがあります。
でも商品はライバルが多い、低価格にも限度がある。といった場合
「違い」を作るのはとても難しいわけです。
多少の「違い」ではお客様に伝わらない。
でも、経営者自身は他の誰とも違う個性があります。
その個性を「違い」として打ち出せばいい。
“経営者の個性、キャラクターを好きになってもらい、売りやすい環境を作る。”
これがキャラクター戦略です。
例えば、スティーブ・ジョブズやジャパネットタカタの高田社長などがそうですね。
社長の個性を好きになってもらうと、
面白い社長だから買ってみよう。誠実そうな社長だから仕事を頼んでみよう。
となるわけです。
「好き」のベースになるものは信頼」です。
信頼できない人をお客様は好きにはならない。
自分をさらけ出す
つまり、経営者が自ら自分をさらけ出し、発信していく。
具体的には、販促物やホームページ、ブログ、SNSなどで
写真はもちろん、自分のプロフィール、好きなこと嫌いなこと
生い立ち、癖、性格などなど
さらけ出せるものはそんそん出していく。
そうすると、その人柄を好きになってくれる人が必ずいるものです。
私のお客様にもホームページの制作をするときに
社長の写真を載せましょうというお話しをさせていただくのですが
恥ずかしいからやめるという方ばかりです。
そんな中、写真をどーんとでっかく載せて、
自分をさらけ出している社長さんは、やはり成功しています。
勇気を出して一歩踏み出すだけでずいぶんと楽になるものです。
これは経営者に限定したことではなく、
誰にでも当てはまる、原理原則的なことだと思いますので
「キャラクター戦略」をどんどんやっていきましょう。