遺品整理業者(ゴミ屋敷清掃業者)が、実際に使用する道具を紹介!! その1
前回に続き、その3です。この回は、3位「家具・家電」、4位「仏壇」、5位「衣類」、6位「食器」について記述します。
その1のアンケート調査の内容が分からない為、冒頭にアンケート調査を再度記載します。
「実家の片付けで処分に困るもの」・・・611回答
1位「写真・思い出の品」 134票
2位「趣味・収集品」 107票
3位「家具・家電」 105票
4位「仏壇」 66票
5位「衣類」 65票
6位「食器」 56票
7位「着物」 46票
8位「宝石・貴金属」 21票
9位「その他 遺骨・先祖代々の物等」 11票
3位「家具・家電」についてですが、家具はまず売れないと思って頂いた方が良いでしょう。
なぜなら、体積(家具の大きさ)の割には、売却額が低いので、置く場所を取るにもかかわらず、差益も低く、買い取った側が売れるかどうかも分からない物であり(=気に入った方を見つける事の難しさ)、また売れたとしても配送の手間がかかる事から、現在は買取は難しいと思ってください。
ただ、お洒落な洋物の家具=若い人にも気に入られる家具を買い取る場合もありますが、こういった家具が遺品整理時に出てくるのは、ごく稀な事です。
また現在の暮らしでは、タンス等は無く、クローゼットに収納する生活に切り替わっているので、こういった事も買い取れない事の理由1つにもなります。
ついで家電ですが、未使用品や、使用済みでも5年以内の正常にする家電は買い取れますが、一般的に中古品で買わない物は買取が難しいと思ってください。
ニーズが高いのは、ゲーム機(希少性の高い物)、TVやエアコン、ドア数が多く容量の大きい冷蔵庫(庫内に臭いが有る場合は、不可)などで、モノによっては製造から7年以上経過していても買い取れます。
4位の「仏壇」です。
家が信仰しているお寺やご遺族のご親戚のご意向も絡んできますが、置く場所が無い場合は、ほとんどの方が廃棄されます。
この際に注意したいのが、仏壇の引き取りで専門店を呼ぶと処分費が高くなります。(2~4万)
また、精抜きをされる場合もありますが、弊社と提携してる寺院のご僧侶様は、「仏壇に精抜きは必要ない、必要なのはご位牌だけです。なぜなら、仏壇はご位牌を備えるための箱であり、そこに魂は宿っていない」とお話しされております。(これはご参考程度にご判断をお願いいたします)
よって、廃棄される場合は、本来タンス等と一緒の粗大ゴミであり、普通に処分場で廃棄できると思ってください。
5位の「衣類」です。
思い出の品として取っておく方もいらっしゃいますが、ほとんど処分される方が大半です。
捨てる際にお金もかかるので、売却される方もいらっしゃいますが、まず古着で価値のある物は、若者が好む物です。
よって、可燃ゴミで廃棄するか、エコステーションに持ち込むことをお勧めします。(弊社は遺品整理の際に、お客様に代わって、エコステーションに持ち込みし、廃棄代を抑えるようにいたします。)
エコステーションに持ち込んだものは、海外に輸出され発展途上国等で、古着として再利用されるので、廃棄ではなくリユースになると思います。
6位の「食器」ですが、未使用品で箱に入っていれば買い取れますが、使用品ではほぼ買い取れないと思った方が良いでしょう。
ただ、バカラのグラスなどの希少性と価値の高い物は別です。
よって、ご遺族が使いたい物だけ取って置き、後は処分する方がほとんどとなります。
その3は以上です。(その4に続く。4月頭に掲載予定です。)
こころテラス東海は、遺品整理や生前整理の経験豊富な業者です。
今回の記述以外に、不動産の売却、車両の売却、解体などの問題もありますが、関連会社に不動産会社がある事と、こころテラス東海には解体工事の許可も取得しており、これら全てに対応可能です。
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