「教育支援」という仕事が成り立つことが、もっと広まるといいと思います
最近、「AIに聞けばすぐ答えが出るのに、勉強する意味はあるの?」という声を耳にすることがあります。
確かに、調べものをすれば、AIは一瞬で要約し、それらしい答えを提示してくれます。調べものにかかる時間は大幅に短縮されました。
では、これからの時代、AIがそこに当たり前にある時代に、子どもたちに求められる力とは、何なのでしょうか。
その第一歩が「読み解く力」です。
学校現場では今、「正解を見つける読み」から「意味を読み解く力」への転換が求められています。
AIは文章を要約できます。でも、その情報が「誰の立場で書かれているのか」「なぜ今この表現なのか」「書かれていないことは何か」までは、自動で判断してくれません。
たとえばニュース記事。
事実が書かれていても、見出しの付け方、言葉の選び方、写真の使い方によって、受け取る印象は大きく変わります。
AI時代に必要なのは、文章の表面をなぞる力ではなく、その裏にある意図や背景を考える力です。
教室では、こうした力を育てるために、同じテーマの記事を複数読み比べたり、「この書き方だと、どんな印象を持つ?」と問いかけたりする授業が行われ始めています。昔からそのような授業はありましたが、今こそ必要な授業だと考える先生が多くなってきました。
正解は一つではありません。
だからこそ、子どもたちは「自分はこう読んだ」「別の見方もある」と言葉にし、対話を通して考えを深めていきます。
AIが身近になるほど、人に求められるのは「判断する力」です。
その判断の土台になるのが、読み解く力です。
家庭でもできることがあります。
ニュースやネットの記事を見たとき、「これは事実? 意見?」「どうしてこう書いたんだと思う?」と、答えを教えるのではなく、問いを一緒に考えてみること。
それだけで、子どもの読み方は変わっていきます。
これは、何度もご紹介して耳にタコだよ、と仰る方もいらっしゃるかもしれません。
でもそれだけ効果的なのです。
AIは便利です。
でも、情報をどう受け取り、どう意味づけるかを決めるのは人間です。
AI時代だからこそ、読む力は「知識」ではなく、「考える力」として、ますます重要になっているのです。
ハイパーブレインは、このような内容を分かりやすく簡潔にお話しさせていただく活動をしています。PTAや保護者の集まりに、気軽にお呼び下さい。



