先生におねがいしたいこと
「最近、先生がタブレットばかり使わせているけど、大丈夫なのかな?」
そんな不安の声を、保護者の方からいただくことがあります。
確かに、紙のドリルからデジタル教材に変わり、参観日で見る授業は黒板の板書よりスライド投影が増えているように感じることもあるでしょう。
急速なICT化に、戸惑いを感じるのは当然のことだと思います。
でも、どうか知っていてほしいのです。
子どもに新しい学びを届けようと、先生たちがどれだけ悩み、準備し、挑戦しているかを。
ICTが得意な先生ばかりではありません。
「パソコン苦手なんだけどなあ」と言いながら、夜遅くまで授業で使うアプリを試し続ける先生。
「初めてのやり方だけど、子どもたちの反応を見てみたい」と、授業改善のために前向きに調整する先生。
思うようにいかないかもしれないと分かっていても、「やってみる」という選択をしている先生が、現場にはたくさんいらっしゃいます。
私たちICT支援員は、そうした先生の挑戦をそばで見てきました。
授業中のトラブルに一緒に対応したり、放課後に「この方法どう思う?」と相談を受けたり。
そのたびに感じるのは、先生たちは、端末があるからそれを使うことが目的となっているのではなく、子どもたちの未来に責任をもっているからこそ「今ICTを使わずに授業せずにどうする」と思われて使っているということです。
今の子どもたちは、情報にあふれた社会を生きていきます。
だからこそ、ただ知識を教えるのではなく、「考える」「選ぶ」「伝える」力を育てたい――そんな強い想いが、先生の背中を押しています。
保護者のみなさんにお願いがあります。
授業参観や保護者会のとき、もし「新しい取り組み」が行われていたら、「どうしてこれをやっているのか?」とぜひ聞いてみてください。
きっと先生は、ICT機器の話ではなく、その向こうにいる子どもたちの話をしてくれるはずです。
静かに、でも確かに。
先生たちは、子どもたちの学びのために、挑戦し続けています。
その一歩一歩を、どうか共に応援してください。
ハイパーブレインのICT支援員は、先生方のパートナーとして、現場で最善のご支援ができるよう努力し続けます。
そのICT支援員という仕事にご興味がおありの方は、私がマイベストプロにて度々開催している説明会にぜひご参加ください。お気軽にご応募ください。



