移動中の仕事は苦手分野ですが・・・追い詰められたら頑張ります(2018.7.9)
28日に行う「コロナ対策マニュアル解説セミナー」の序文です。
準備の追い込みに入っております!
新型コロナウィルス感染症について、平時の予防から、
利用者や家族、そして職員が、感染疑い・濃厚接触・感染になった場合の対応まで、
秋冬を迎える前に、再度見直しをしようと思いました。
ただ、皆さんもご承知のとおり、厚生労働省発出の事務連絡等だけでなく、
各種団体等から出された情報やノウハウは膨大な量になっており、
何が正しいのか、何が適切なのか、判断がしづらい状況だと思いました。
これまで蓄積されてきた考え方やノウハウを一つにまとめる必要性を感じました。
100%の安心や安全というものは、これまでも、そしてこれからも存在しませんが、
支援を要する高齢者と家族の命と生活を守る介護施設での現場において、
自信を持って仕事をし続けるためにも、介護現場の最前線で必要とされる、
より実践的で包括的なマニュアルが必要だと考えました。
また、介護の現場が高齢者と家族の命と生活を守っている、と書きましたが、
大きく捉えると、国や地域を守っている、ということにもつながると考えます。
というのは、利用者が大勢新型コロナウィルスに感染した場合、
医療の病床を圧迫することになり、
それがひいては医療崩壊(医療需要が医療供給を上回ること)を招くことにつながるからです。
つまり、介護現場の努力だけではないでしょうが、医療崩壊を防ぐ砦になっているということです。
さらには、利用者が感染したら、事業所を一時休業せざるを得ない場合も多く、
そうなると、利用者だけでなく家族の生活にも大きな影響を及ぼします。
その家族が働いていた場合には職場にも影響を及ぼすでしょう。
お子さんがいる家庭であれば、保育園や学校にも影響が及ぶ場合もあります。
つまり、地域社会全体にも影響を及ぼすことになります。
先に、100%の安心や安全というものは、これまでも、
そしてこれからも存在しないと述べましたが、
可能な限りリスクを回避して、
同時に利用者の日常生活を守っていくために、本マニュアルを作成しました。
私は感染症の専門家ではありませんが、介護現場を守るためにも、
実践的かつ包括的なマニュアルが必要だと考えた次第です。
皆さんの介護現場のお役に立てて頂ければ、と思います。
https://www.appare-kaigo.com/corona