【介護の名言】感性をより深く豊かにする言葉 第1408号。これもそうだよなあ!、と。(2019.3.30)
深掘り!介護の名言メルマガ(介護の名言でご紹介した言葉に、少しコメントをつけてみました)
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竹内孝仁著「医療は「生活」に出会えるか」(医歯薬出版)より
結局のところ、私たちは、生活といい人間といい、
要はトータルなものへの視点を失ってしまったのだろう。
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コメント
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研究が高度になるにつれて、
物事はどんどん細分化される。
細分化されることで、研究の精度も上がり、
さらなる細分化をもたらしていく。
学術的研究はそうやって進化してきたと思います。
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ただ、その功罪を考えていく必要がある。
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視野が狭くなり「全体的」に見れなくなってきてやしないか、と思うんです。
「部分」にとらわれて、「全体」が見えなければ、真に正しい解は得られない。
木を見て森を見ず、ということになってしまう。
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僕が経営理念として掲げる、
「その方らしく生きることを応援」するという言葉は、
その方の人生をトータルな視点で考えることを意味しています。
トータルな視点で考えないと、バランスを欠くことにつながり、
結果的に不利益なサービスにもなりかねません。
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深く深く、一つの領域を究めていくことは、大変尊いことだと思いますが、
同時に、狭くなっていないか、貧しくなっていないか、
という自己反省は欠かせないと思います。
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深く掘ったら、より豊かな世界が広がっている。
そんな仕事、研究をしていきたいものです。
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