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温泉の入浴方法

2020年5月29日

テーマ:温泉の効果・効能

コラムカテゴリ:美容・健康

肌はとてもなめらかになるし、肩こりや体の痛みも癒やされるので「温泉大好き」という人が多いでしょう。
温泉の効果効能に加え、ゆったりつかることで心身のリラックスが得られるのもうれしいですね。

今回はお湯から上がったあとの気持ち良さを、さらにアップさせる入浴法についてお伝えします。

正しい温泉入浴をしていますか?

「気持ちいいなぁ」と思わず声に出したくなる開放感は、温泉の魅力のひとつです。じっくりとお湯を味わいつつ、つい長湯をしてしまうという人も少なくないでしょう。

温泉に入ると家湯よりたくさん汗をかく気がするのは、あたたまり方に数段の差があるからです。
だからこそ入り方を間違えると大変です。のぼせやめまいを引き起こすことがあるのをご存じでしょうか?

温泉で心がけてほしいこと。温泉を利用する上で知っておいてほしい5つのポイントがあります。

温泉効果を高めるこの入浴方法を実践することで、さらに気持ちよく温泉を楽しむことができるでしょう。

温泉の入浴イメージ

よりよい温泉の楽しみ方。入浴の5つのポイントと流れをご紹介

【1:水分をとる】
入浴は発汗作用を促します。
10分程度の入浴でも、約500mlの水分が奪われると言われています。また、発汗することで血液粘度が高くなり、血流が悪くなることを頭に入れておきましょう。

入浴時にカラダがだるくなったり、フラッとした経験のある人は、水分不足だったと思われます。温泉に入る前には、体に水分をしっかり浸透させておきましょう。お湯に入る15~30分前に水分補給をしておくことをおすすめします。

【2:かけ湯の実践】
みんなが利用する温泉ですから、お湯につかる前の「かけ湯」で、体の汚れを落とすのもマナーです。でも、かけ湯にはそれ以外の理由もあります。

体をお湯に慣らすという目的です。特に体が冷えている時などのかけ湯はとても有効で、心臓にかかる負担をおさえることができます。急に熱いお湯に入ると温度や水圧によって、心臓や血管に大きな負担がかかることを覚えておいてください。

お湯は足元の方からかけましょう。下から徐々に心臓の方に向かってかけ湯をします。丁寧なかけ湯で、温泉の温度や泉質に体を慣らしいたわることを実践すると、温泉の楽しみ方も広がります。

【3:タオルを頭に】
昔はよく銭湯などで見かけましたが、頭にタオルを乗せて入っている人の割合は、今は低いように思います。タオルの活用は体を洗う目的だけはありません。

内湯でののぼせを防ぐためには「冷たい水に浸したタオル」を頭の上に乗せましょう。湯気に包まれお湯も熱い屋内のお風呂では、頭に血が上がりやすくなるからです。冷たいタオルは、頭部に熱を蓄積させない工夫です。夏場の露天風呂でも、この方法がおすすめと言えます。

逆に頭部をあたためるという目的で「熱いお湯に浸したタオル」を頭に乗せる場合もあります。たとえば冬場の露天風呂です。
体は熱いお湯の中でも、頭は外の冷たい空気に触れており、脳の血管が収縮する状態にあるからです。

頭に乗せるタオルを上手に使い分けて温泉に入るようにしみましょう。

【4:長湯はNG、分割浴がおすすめ】
温泉に入り体内温度が1℃上がると、脳波のα波が優位な状態になり、リラックス効果がアップすると言われています。

では、長く入ればいいかと言うとそれは違います。体内温度が2℃以上上昇すると血管がつまりやすい状態になり、最悪の場合、血栓ができやすくなってしまいます。長時間の入浴には危険が潜んでいるので、不快感が生じ始めたら無理は禁物。注意が必要です。

せっかくの温泉ですから、本当のぜいたくとも言えそうな分割浴を楽しみませんか?

分割浴とは、「短時間の入浴と浴槽から出て休憩をとる」といった動作を繰り返し行うことを言います。心拍数を急激に上げることなく血液量を増やせるので、体に負担がかかりにくくなります。

3分の入浴と休憩を3回繰り返すと9分の温泉浴が楽しめます。一気に9分間入浴するよりも無理なく過ごせて、湯冷めしにくい効果もあります。

【5:温冷交互の入浴】
分割浴をさらに進化させた入浴法として、ひざ下だけをあたためたり冷やしたりする温冷交互の入浴があります。

ひざ下をお湯に3分ほどつけて、その後1分ほど冷水につけるという方法です。また、お湯をひざ下に3分ほど掛けたあと、冷水を1分ほど掛けるというやり方でもいいでしょう。

体の末端部分をあたためたり冷やしたりすることで、毛細血管が広がり、血管中の老廃物は排泄されやすくなり、乳酸の排出を促すことができます。温泉で体の中からキレイになりたい人は、高いデトックス効果も期待できます。

ほかにも温泉でゆったり過ごすためには、全身浴から半身浴へ、そして足湯という流れもおすすめです。

気分転換にもぴったりの温泉旅行や日帰り温泉の利用は、今や日本の休日のスタンダードと言えます。正しい入浴方法を参考に理想のメニューを考えて、気持ちいい温泉ライフを満喫してください。

山梨県のラドン温泉「湯~とぴあ」

この記事を書いたプロ

早川善輝

湯治のプロ

早川善輝(ラドン温泉ホテル 湯~とぴあ)

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