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外壁の浮きを放置すると危険? エポキシ樹脂注入工事で建物を長持ちさせる。

中込悠一

中込悠一

テーマ:建物のかかりつけ医

建物の外壁は、長年の雨風や温度変化の影響により、
タイルやモルタル仕上げが
下地から浮いてしまうことがあります。


この「浮き」を放置すると、雨水の浸入による漏水だけでなく、
外壁材の剥落につながる恐れもあるため、早期の補修が重要です。

今回は、外壁の浮き部に対してエポキシ樹脂注入工事を行いました。

まずは打診棒を使用し、外壁全体を丁寧に調査します。
打診音の違いから浮いている箇所を特定し、補修範囲を決定します。

補修範囲が決まったら、ドリルで注入孔を穿孔し、孔内に残った粉じんを専用の清掃ポンプで
しっかり除去します。その後、注入用アンカーピンを挿入・打ち込み、樹脂を注入する準備を整えます。



次に、エポキシ樹脂を作製します。

主剤と硬化剤は決められた配合比を守ることが非常に重要です。比率を間違えると十分な性能が発揮されないため、正確に計量し、均一になるまでしっかりと混ぜ合わせます。

混合した樹脂を専用の注入ポンプへ充填し、いよいよ注入作業です。

今回の施工では、1箇所あたり25cc(約30g)を標準注入量としました。使用した注入ポンプは1ストロークで約2g注入されるため、1箇所につき15ストロークを目安に、樹脂が確実に充填されるよう施工を行いました。

エポキシ樹脂は外壁内部の浮いた部分へ行き渡り、下地と仕上げ材を強固に接着させることで、本来の一体性を回復させます。

すべての注入作業が完了した後は、注入孔をパテ材やシーリング材で丁寧に処理し、防水性を確保しました。



その後、仕上げ塗装工程へ問題なく引き継ぎ、今回の補修工事は無事完了です。

着工前

完成

外壁の浮きは、見た目では分かりにくいことも少なくありません。
しかし、建物の寿命や安全性に大きく関わる重要な症状です。

「外壁を軽く叩くと音が違う」「ひび割れや漏水が気になる」といった症状がある場合は、
早めの点検・調査をおすすめします。適切な補修を行うことで、
建物を長く安全に維持することができます。

会社名:武山工業株式会社
住所:山梨県甲府市幸町26番12号
TEL:070-9400-8939
担当:中込 悠一

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中込悠一
専門家

中込悠一(防水工事業)

武山工業株式会社

公共施設や集合住宅の防水工事の他、アスファルト溶融釜を自社で保有することで橋梁などの特殊な防水工事にも対応。防水メーカーが定める基準の上に補強を施し、長期にわたって建物の資産価値を守ります。

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