~ 士衛塾空手を通して、伝えたいこと 21 ~

伊藤龍吾

伊藤龍吾

テーマ:伝えたいこと



士衛塾山梨の門下生に向けた、私からのメッセージを過去のニュースより転載します。


2019年 4月号 士衛塾山梨ニュースより

■4月から練習の新設・時間変更がございます■
 この4月より練習の新設や時間変更等がございます。お間違えの無いようにしてください。特に月曜の普通の時間帯(19時00分から20時30分)のクラスを新設しました。これで山梨県本部は普通の時間帯で月曜日も練習できるようになりました。また甲斐疾風クラスは、30分延長させていただき、昔の上級・選手クラスと同様22時までとさせていただきます。TEAMとして最強を目指していきます。
 さらに、数年ぶりに復活しました「組手まつり(旧名は、組手集中コース)」です。これは、最初から最後まで組手を連続して行います。組手を連続して行うことで、勝負勘やスタミナ、強さを引き出します。また、時間も1分から5分に設定することにより、「考える組手、技の練習」のための組手を行います。月一回を目安に行います。二時間はとても大変な方は途中休むことも全く問題ありません。自分のペースで行ってください。

■出席簿■
 3月から出席簿をつけています。今までは何となく把握していた出席日数などを数値として把握するためです。
 特に冬の審査会は週一回程度の練習量の方は受験できず夏の審査会のみとなります。つまり、冬の審査会は、週二回は来ていないと受験できません。今後は2級から初段の受験者(現在受験している方達にも)にも適用させていただきます。この受験級のレベルになると夏だろうが冬だろうが週一回程度の練習では合格することはありません。勉強と一緒です。空手だけ特別で「その程度」で合格すると思ったら大間違いです。今いる黒帯はみんなそうやって取得しています。
 ちなみに出席簿は、出席・見学が「1」、遅刻・早退は「0.5」でカウントします。それから土曜日の午前クラスから型クラスまでいると「3」となります。実際出席簿をつけてみると、遅刻が多いとか、実はあまり練習に来ていないとか数値としてわかります。こういうこと(厳密に管理するみたいなこと)をした時に「えーっ」と思う人は、思い当たる節がある人です(笑)。出席簿は会社や学校と同じです。真の目的は、頑張っている人がどれだけ頑張っているか、生涯武道としての空手の稽古をどれだけやっているかを把握するためです。

■最高師範セミナー■
 8月2日(金)夜と、3日(土)午前で、士衛塾最高師範の木村俊輔先生によるセミナーを開催します。場所はいつも鏡開きを行う春日居を予定していますが、一ヵ月前の7月にならないと会場が予約できませんので、場所は確定できていませんがセミナーは行いますので、ぜひ予定を入れておいてください。国際総本部の技が習得できます。

■蹴拳杯■
 7回目となる「蹴拳杯 2019風林火山 山梨空手道選手権大会」の日程が決定しました。年9月21日(土)、小瀬スポーツ公園武道館 第二武道場です。
 この大会は他の大会と違い以下のような目的があります。「本大会は1級以下の選手に限定しており、これから空手で大きく成長していく上で必要な事を、真剣勝負の中でたくさんの得ることが出来る教育の場としても位置付けています。また、従来の「自由組手」に加え、小学生で経験の少ない子には、受け専門の相手に攻撃のみを行い、技の素晴らしさで勝敗を競う「技術組手」部門もございますので、組手の試合経験がない子や痛いのが苦手な子などは、そちらへの参加をご検討ください。トーナメントはそのクラスの人数にもよりますが、ワンマッチ以外は3人または4名のリーグ戦とし2回ないし3回の試合をして頂き経験値を高めて頂ければと思います。また大会賞として、すべての参加者に賞状並びにオリジナルメダルを授与しています」。
 主催大会だからこそできる、「全員表彰」です。ぜひ、ご参加ください。案内は5月か6月にお渡しいたします。

■型■
 士衛塾山梨では、「型」をとても重要視しています。特に型は基本と直結していて型の動きの中にこそ、組手に通じるものもあり、護身としても使えるものがあります。
 型が上手になりたければ基本を、基本が上手になりたければ型を、組手が上手になりたければ基本や型をというように、基本、型、組手どれも繋がっています。裏を返すと、組手が上手くない人は、基本や型がやはり上手くない。基本や型の身体のクセ(体重のかけ方、上体のブレ、下半身の不安定感)がそのまま出てします。この基礎的なものを直すためには、基本や型をただ漫然とこなすのではなく、注意深く慎重に、自身の身体と相談しながら行う必要があります。
 そして、特に現在、私たちが練習で力を入れている「鉄騎(テッキ)初段」別名 内歩進(ナイファンチ初段)は、100年以上も前に創られた型ですが、いま組手の突きや腰の使い方などに大事な型として見直されています。
 型には動き一つ一つに意味合いがあり、それを応用することによって最小限の力で最大限の力を発揮するためのエッセンスが詰まった、超実戦系のものです。型の動きは護身術に使えます。私と妻が講師資格を持っている護身術も型の動きそのものです。
 型がイヤだから組手。組手がイヤだから型。ではなく、全てが大事なものなのです。
 士衛塾山梨では、水曜日の18時からは初級の型を。土曜日の15時30分からは、初級から上級までの型を行っています。是非ご参加ください。型や基本の中にこそ、組手のレベルアップのカギがあります。これは実戦で幾度も証明された私の経験則です。特に帯が上がってきた方は必須になります。山梨として今後は、士衛塾オリジナルの基本型だけでなく、太極、平安、その他の型を帯に合った審査基準として行こうとも思っています。多くの型をたくさんの門下生が学べる場を作っていきたいと思っています。

■新アリーナ建設に係る要望署名について■
 短期間でございましたが、多くの方のご協力、誠にありがとうございました。お預かりした509筆の署名は、3月14日に山梨県障害者スポーツ協会へ郵送させていただきました。こういった私どものお願いにご協力して下さることって、とても嬉しいです。感謝! 

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伊藤龍吾
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伊藤龍吾(格闘家)

新國際空手拳法道「士衛塾」山梨県支部

世界大会入賞者を多数持つ士衛塾では、初心者から上級者まで、目的に沿った指導ができます。指導者はプロとして自覚と誇り持ち、常に研究と勉強・実践を怠りません。一流の道場からは一流の選手が育ちます。

伊藤龍吾プロは山梨日日新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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