~士衛塾空手を通して、伝えたいこと 4 ~

伊藤龍吾

伊藤龍吾

テーマ:伝えたいこと



~士衛塾空手を通して、伝えたいこと~

士衛塾山梨の門下生に向けた、私からのメッセージを過去のニュースより転載します。

2018年1月号 士衛塾山梨ニュースより

 11月から12月にかけ、世界大会が二つあり、どちらも素晴らしい結果を出すことができました。
 ひとつは、11月25日-26日に東京体育館で行われた極真館様主催の「2017全世界青少年空手道選手権大会」です。型競技では、高校生女子の部で藤巻美琴が世界チャンピオンとなり、組手では、16歳-17歳女子-55kgで藤巻美琴と藤巻明日香の対決で明日香が3度目の世界チャンピオンとなりました。金丸優奈は、14歳-15歳女子+55kgで準優勝でした。決勝は新潟の本部のライバルと争っての敗退でした。みんな、素晴らしい成績です。特に今回は“型”で世界一を出せたことは、本当に嬉しかった。

 士衛塾と言うと「組手ばかり練習している」と思っている方もいらっしゃると思いますが、そんなことはございません。大事なのは基本です。その上で移動や連続技です。「基本」、「型」、「組手」が出来て初めて「空手」です。多少、得手不得手はあってもこれらを総合的に学び、極めていく道こそが「空手道」です。

 この、型の大会に向け、極真館様に出稽古に行かせていただきました。この型講習会で、新たな体の使い方などを学びました。来年には講師を呼び身体の使い方のベースとなる「意拳」を学んでみたいと思います。期待していてください。必ずや、レベルアップするはずです。

 もうひとつは、12月9日-10日にロシア・エカテリンブルグで行われた最高峰のKWU(極真世界連合)主催の大会「第3回世界大会」で、女子-50kgで伊藤帆南が準優勝したことです。この中で全く極真の流れを汲まない流派からの出場は他にいません。そして、女子としては過去最高位の2位を獲ったことは、とてつもないことです。表彰式で、「士衛塾」のマークが世界中に知れ渡ったことは、最大の誇りです。皆様も後に続いてください!何よりも、皆様の応援の力で勝ち取ったメダルです。本当にありがとうございます。

 「続ける」ことは努力です。良い時もあれば悪い時もある。全てを乗り越えて、いまここにいます。「継続は力なり」とは、良く言ったものです。まさにその通りです。一つの事すら続けられない者は如何なものか・・・。それが大人になった時が恐ろしい。

 私たちが背負っている「越山魂」には、木村越山総裁の魂はもちろん、険しい越後の山々を乗り越える「力」が背中のワッペンに込められています。このワッペンを背負うことが出来る条件は、①原則、茶帯以上、②練習用ではなく、試合用の道着につける、③全日本や世界大会に出る、④これらを総合的に判断し、私が認めた者、が付けることが出来ます。
 ぜひ、士衛塾の魂を背負える人間になってください。

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伊藤龍吾
専門家

伊藤龍吾(格闘家)

新國際空手拳法道「士衛塾」山梨県支部

世界大会入賞者を多数持つ士衛塾では、初心者から上級者まで、目的に沿った指導ができます。指導者はプロとして自覚と誇り持ち、常に研究と勉強・実践を怠りません。一流の道場からは一流の選手が育ちます。

伊藤龍吾プロは山梨日日新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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