第4回『教育ごちゃまぜ座談会』を開催します!
こんにちは!
中西紀説(なかにしのりつぐ)と申します。どうぞ「のんちゃん」と呼んで下さい!
私は山梨県南アルプス市で不登校児の居場所として体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営しています。
私自身、中学生の時に不登校を経験しました。その時に負った劣等感・無能感・自己否定感がトラウマとなって40歳まで苦しみ続けました。一時は引きこもりとなり、自殺未遂を図ったこともあります。父親となってからは我が子も不登校となりました。フリースクールを始めてからは沢山の子ども達と関わってきました。
そんな人生を通して得た大切な気付きや想いを綴ります。
第6回『教育ごちゃまぜ座談会』を開催しました!
先週末の15日(日)に、第6回目となる「教育ごちゃまぜ座談会」を開催しました!
この会は、保護者の方や学校の先生、行政の関係者、フリースクール関係者、一般の方々などが各々の立場の垣根を越えてごちゃまぜになって議論する場です。これまでは教育や子ども達のことについてみんな真剣に考えていながらも一堂に会する機会がありませんでした。それぞれの立場から問題意識を持って子ども達の未来のためにどうすればいいかを熱心に考えている同志でありながら、この同志の間は交流があるどころか分断されており、敵対関係にすらあったのです。私はここが最大の問題だと思いました。本来であれば互いに協働関係にあるべき関係者間が敵対してしまっている。故に教育に関する問題は遅々として進まないのです。今こそ教育や子ども達のことについて本気で考えている方々が連携を取るべきではないでしょうか。そのような主旨で本会を始めることにしました。教育や子ども達のことについて関心のある様々な方が集まって話をする機会を設けたかったのです!せっかくならば日本全国の同志と繋がりたいという想いからオンライン開催としました。
今回のテーマは「ごちゃまぜ忘年会」です!気が付けば今年も残り僅か。忘年会シーズン真っ只中ということで、忘年会を兼ねて好きなドリンクを飲みながら和気藹々とした雰囲気で歓談しました。今回も、保護者の方や塾経営をされている方、スクールソーシャルワーカーの方、福祉関係に従事されている方、フリースクール運営者など多種多様な方にご参加頂いた上、以前のごちゃまぜ座談会でゲストを務めて頂いた村上陽一さん(信州フリースクール居場所等運営者連絡協議会 代表)と奥定克拓さん(鳥取フリースクールこ・ラボ 代表)までご参加!何とも豪華なメンバーが揃う中、まずは「不登校でも大丈夫?」をテーマにみんなでお話会からスタートしました。「不登校の子の卒業アルバム・卒業文集への掲載はどうすべきか?」「高校生の不登校は軽視されている」「さみだれ登校児の交友関係に悩んでいる」「行き渋る子に対して登校を促すのかor休ませていいのか。その線引きが難しい。」「不登校でも大丈夫。ただし、安心して過ごせる居場所があるならば。」「不登校児に対してベストな選択をしようとすると苦しくなってくる。ベターな選択を心掛ければいいのではないか。」といった闊達な意見が飛び交う時間となりました。そんな中、私が感じたのは不登校でも大丈夫だと言える子とそうでない子がいる。自分らしく過ごせる居場所が見つかり、心身共に元気になっている子は不登校でも大丈夫と言えるだろう。その一方で、どこにつも繋がることが出来ずに自分の居場所がない子は、決して大丈夫とは言えない。ということです。そして、後者の子達が沢山いるのが現状であり、ここに不登校の最大の問題があると思っています。
その後は「天野さん(パンちゃん)と私によるぶっちゃけトーク!」と称して、参加者の方々と教育や不登校、子育てなどについて大いに語り合いました!ご参加された方からも大好評で、終了予定時刻を過ぎても話が止まないほどの盛り上がりとなりました。不登校に対する社会の目は依然厳しいままであり、学校絶対主義からくる偏見や固定観念からフリースクール等の学校以外の学びの場はまだまだ周知されていません。非当事者に対する理解を進めることが喫緊の課題である。そう痛感した今回の座談会でした。
本会は、月に一度のペースで開催します。参加条件は特にありません。教育や子ども達のことについて関心がある方であれば、どなたでもご参加頂けます。次回の詳細は追ってお知らせしますね。子ども達が輝ける未来のために、垣根を越えてみんなで繋がりましょう!
本日も最後までお読み頂き有難うございました。
もし、お子さんの不登校などでお悩みでしたらご連絡下さい。
私でよろしければ真摯に対応させて頂きます。