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歯ブラシを噛んでしまう犬への対処法

山村敏

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歯ブラシを噛んでしまう犬への対処法

犬の歯みがきでよくあるお悩みのひとつが「歯ブラシを噛んでしまって磨けない」というものです。
この行動には、いくつかの理由と対策があります。

① 噛む理由を知る

犬が歯ブラシを噛んでしまうのは、次のような理由が考えられます。

  • 歯ブラシを「おもちゃ」だと思っている
  • 不安や緊張で口を閉じてしまう
  • 歯ブラシに慣れておらず、つい噛んでしまう


② すぐにできる対処法

歯ブラシを持つ角度を工夫
垂直ではなく、斜めから軽く当てると噛みにくくなります。

犬の口を軽く支える
片手で口の上からそっと支え、下あごが動きにくい状態を作ります。

ごほうびを活用
歯ブラシを口に入れる→すぐに抜く→ごほうび、を繰り返すことで「噛まなくてもいい」と学習します。

ガーゼや指サック型ブラシから始める
歯ブラシに慣れる前に、やわらかい素材で慣らす方法も効果的です。

硬めのおやつを噛ませながら磨く
歯ブラシを強く噛んでしまう子には、硬めのおやつやデンタルガムを噛ませている間に、空いている部分を磨く方法もあります。
完全には磨けなくても、「少しでも歯みがきができる」ことが口腔ケアの第一歩です。

③ 噛まない習慣づくりのポイント

  • 最初は数秒でもOK、短時間で終わらせる
  • 噛まない行動をしたらすぐにほめる
  • 毎日同じ時間に行い、ルーティン化する


まとめ

歯ブラシを噛んでしまうのは犬にとって自然な反応です。
理想は噛まないことですが、少しでも磨けるならその積み重ねが将来の口腔健康につながります。
無理に押さえつけるのではなく、楽しく・無理なく・根気よく慣らしていきましょう。

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山村敏
専門家

山村敏(経営全般、製品開発・設計)

株式会社マインドアップ

人および犬・猫のオーラルケアの製品開発で、30年以上の実績があります。「気づき」をテーマに、口の構造などに合わせた設計など、多様なニーズに応える製品づくりを追求。アジアを中心に海外展開も進めています。

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