「自殺予防週間」に寄せて ~ ストレスをありがたく ~
新春の太陽が甲府盆地を囲むスカイラインから登りました。
眩しい光が美しい世界を彩りはじめ,自然の摂理に畏敬の念や感謝の気持ちが湧いてきます。
目に見えない大いなる生命のはたらきにつながっている無意識の心理なのだと思います。
社会活動が明るく活力のある一年になりますように。
影の社会活動 心理カウンセリングとメンタルヘルス対策
眩しい太陽の光は否応なしに影を作りますが,心も同じように影を作ります。
ユング心理学という無意識を扱う心理学では,心の世界には光を当てている意識では容認しがたい心理的な側面があると考え,これを「影」と呼んでいます。
日常生活の中で私たちは,人間関係を良好にするために配慮し,さまざまな場に適応するために努力し,世間の慣習や常識を尊重し,職場や組織の成果に貢献しようと頑張ります。
こうした心構えは,社会の中でより良く生きるためになくてはならないものであり,いわば光の側面と言えるかもしれません。
しかし,どんな心にも影はできている,というわけです。
ユングは言います。
心の影が無視されると,その影は周囲の人や環境に投影され,ついには世界を影の世界にしてしまうと。
心の影は,人間関係や仕事や生活などの社会活動の中でのストレスとして現れると私たちは考えています。
自分のストレスを無視せず,ストレスを感じ,ストレスを扱うことができるようになることが,この世界でより良く生きるための摂理なのだと考えています。
みなさま 良い一年になりますように
ストレスマネジメントを日常に!
今年も,心理カウンセリングやメンタルヘルス対策が日常に添えられるように活動します。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
お問合せをお待ちしています。