ChatGPTが答えない五月病の考え方
今日はストレスマネジメントの日。
毎月11日にストレスケアのトピックを発信しています。
新年度がスタートし,就職や転職,転勤や転居などの転機のストレスを感じている方も多いのではないでしょうか?
昨年の春,「転機のストレスは喪失体験のストレスに通じる」という投稿をしました。
転機には,結婚や出産,子どもの巣立ち,新しいことを始めたり,毎週欠かさず見ていたドラマが終わったり,中年期や人生の後半に差しかかったといった年齢的なものなど様々なものがあります。
こうした転機には,楽しみや期待に満ちた気持ちと共に,「〇〇ブルー」,「〇〇ロス」と言われるようなどこかもの悲しさのある沈んだ抑鬱(よくうつ)的な気持ちになるストレスがあります。
これは,アイデンティティのストレスであり,大切な人を喪失してしまった,といった生命に関わるトラウマティックストレスに通じる強い抑鬱を引き起こすことがあります。
ぜひご自愛ください。
また,ストレスの回復力をresilience(レジリエンス 精神的回復力)と呼ぶことがありますが,レジリエンスは,「森や深い山のような人里離れた静かな場所に回帰すること」であり,鬱などのネガティブな気持ちを味わうことができるのはレジリエンスなマインドです。
レジリエンスについては,こちらをお読みいただき,ストレスマネジメントにお役立てください。
4月。アイデンティティに関わるストレスを感じやすい時節です。
しかし,そのストレスは本来の自分らしさに向かうために生じる大切なストレスかもしれません。
そして,時に大きな変化を伴うために耐えがたいストレスを感じることもあるかもしれません。
そのような時にこそ心理カウンセリングをご利用ください。
このストレスをマネジメントするためには,心身共に安全な環境と手つかずの自然のような本来の姿に回帰できる体験が必要です。
ただ,本来の自分らしさを得ようと深山に一人で入っていくのは危険ですし,自然の恵みは深山と里をつなぐ里山で得ることができます。
秘密が守られ自由な表現ができる心理カウンセリングルームは心の里山です。
心の里山で暮らし,心の深山と里を行ったり来たりしている心理カウンセラーと対話しながら,本来の新しい自分らしさをていねいに紡いでいくプロセスが最良のストレスマネジメントとなるでしょう。
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