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一瀬ひでしプロは山梨日日新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

死にたいと思うほどの苦悩は,移行期にあるからなのかもしれません。

一瀬ひでし

一瀬ひでし

テーマ:心理カウンセリング メンタルヘルス対策

自分らしさを求めて苦悩している人のための心理学のお話です。

移行期って?


私たちが生きる過程には,「移行期(いこうき)」と呼ばれる節目の時期があります。
自分が自分らしく成長していく過程では,それまでの成長のステージから次のステージに移る時期があり,いわば階段の踊り場のような時期があります。
心理学では,この移行期の体験をとても重要視しています。

移行期の体験には次のようなものがあります。
誕生,言葉を話し始め,幼稚園や保育園などの初めての集団参加,思春期の身体の変化,入学,進学,就職,転職,結婚,退職,終末期など。
日常生活の中でも,年度や季節の変わり目などは移行期といえるかもしれません。
生涯にわたって移行期は何度も訪れ,そこで様々な体験をすることでしょう。

ところでこの移行期は,危機を伴った体験になることもあります。
それまでのステージから違うステージに移るわけですから,今までのやり方や考え方が通用しなくなり,新しいことや別のパターンを身につけなければなりません。上手く移行できないと心身に不調が現れるのです。

例えば…

脱サラをして自分で何か仕事を始めた。
人間関係に煩わされず自分の思ったように仕事をしようと思って脱サラをしたものの,それまで人に使われて忙しく仕事をしていた自分から抜け出すことは,現実的にも心理的にも大変で,やりたい仕事をするための独りの時間を費やすことに不安を感じている。やがて自分が求めていた自由な仕事を実現させる過程に恐怖を感じ始め,内心,逃げだしたくてたまらない。でも元には戻れず,どんどん気持ちが鬱になっていく。


まさに自由からの逃走といった感じかもしれませんね。

危機という言葉は,「危険」と「機会(チャンス)」が合わさった言葉です。
移行期はそれまでの自分らしさがあいまいになり,自分を認められなくなり,強いストレスを受けやすく心身共に危険な時期です。場合によっては生命の危険さえあり,まさに死と再生のプロセスを体験することにもなります。
しかし,移行期を乗りこえられれば,本来の自分らしさに向かうステージアップした道を進むことができるようになるというわけです。

本来の自分に向かおうとしている人に訪れる移行期の体験。否が応でも大なり小なり危機を通過しなければなりません。
性や国のアイデンティティの苦悩も移行期のテーマですし,夏休みが明けた後の学校生活も無視できない大切な移行期です。

もし,あなたが今,死ぬほど辛い体験をしているのだとしたら


それは移行期の苦悩なのかもしれません。
移行期にいて独りでは耐えられないにもかかわらず,過剰に孤軍奮闘し続けていませんか?
そうだとしたら,いったん踊り場のような場所で,誰かと一緒にこれまでの自分の様子を振り返り,次のステージの自分の在り方を考えてみませんか?
不安と恐怖のストレス対処

移行期の体験は,一時的に強いストレスを生じさせますが,こころの中には本来の自分に向かう回復力が備わっています。ゆっくりと時間をかけ,潜在的な回復力に支えてもらうことで,次のステージに向かうために歩む道,“死”以外の選択肢である“再生”の道がきっと見つかることでしょう。

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一瀬ひでし
専門家

一瀬ひでし(心理カウンセラー)

Eustress株式会社

かけがえのない人生を豊かに生きる上でストレスは必ずしも悪ではありません。心理カウンセリングや各地でのストレスマネジメント支援の豊富な経験を生かし、個人や家族,会社や組織の心の健康をサポートいたします。

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